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【トピックス】 学生27人が参加して食と流通を学ぶ築地見学会を実施

 ■築地市場前で

 ■市場内を案内していただく

 ■月島界隈

 

杏林大学アメニティ学生ネットワーク部会は、学生がキャンパスを離れ、実社会から多様な学びを吸収するための見学会を企画・実施しています。
今回は、私達の「食」を支える市場の役割や食品の流通の仕組みについて学ぶため、実際に市場を見学し、関係者から話を聞く、築地市場見学会を11月11日に実施しました。

この日参加したのは、総合政策学部生13人、外国語学部生10人、保健学部生3人、大学院生1人の合わせて27人です。参加学生は全員、市場見学を前に八王子キャンパスで築地市場の概要や役割、移転問題、漁業を取り巻く問題などについて学習する勉強会を行い、この日の見学会に臨みました。

午前9時に築地市場に集合し、東京都築地市場事務室で築地をはじめ都内にある市場の歴史や役割などについて都の職員の方に解説していただきました。その後、2グループに分かれて水産物部中卸業者売場、青果部中卸業者売場を案内していただきました。
見学後の懇談会では、種類・量とも想像を超える生鮮食品を扱う市場の規模に圧倒され、さらに見学時間はセリや小売り店の人たちの買出しで賑わう時間帯を避けて設定されてはいるものの、売場に残る活気を感じることが出来たという声が多く聞かれました。
昼食を加工食品や雑貨、調理器具などの関連業者が軒を連ねる場外市場でとったあと、希望者のみで、古い町並みを残しながら開発がすすむ隅田川周辺・月島散策を行いました。このツアーには中国などからの短期留学生も数名参加しており、日本人学生との交流や日本の文化について体験できる貴重な機会にもなったようです。

見学会の実施にあたり、学生は事前勉強会を受けることになっていますが、この事前勉強会の担当責任者は学生が行うことになっています。今回は総合政策学部3年生の佐藤光浩さんが担当しました。


アメニティ学生ネットワーク部会ではこれからも、学生同士の交流の促進をはかるとともに、実際に見学、体験することで自らの視野を広げ、学習・就職意欲の向上に繋がるような企画を実施してゆきたいと考えています。

 

〔参加学生の感想〕

総合政策学部3年 上宮 朋広

最近はニュース等で「食」の問題が大きく取り上げられていることから、見学会に興味を持っていました。築地市場で1日に取引される海産物や青果類の量に驚きました。また、市場の老朽化問題、流通の仕組みなどを担当者に説明していただき理解が深まり、まさに百聞は一見にしかずと思いました。


総合政策学部3年 高橋 忠

市場で働いているプロの方々の様子をみて、見学が邪魔にならないように気をつけました。事前学習会でいろいろ調べたりしましたがやはり、市場へ行き、そこで働く方から話を聞くのでは随分違うと感じました。


外国語学部4年 細川 将志

事前学習を受けましたが、やはり現場に行き、現場の方の話を聞くことで同じ時間の学習でも学べる量も質も違うと感じました。市場で働く人たちの活気や姿をみて、このような職場もあるのだと感じ、これから就職活動を行う自身としても大変参考になりました。


総合政策学部3年 青柳 淳

普段何気なく口にする海産物がこのような市場で取引され、流通していることが見学をとおしてわかりました。市場の長い歴史、オリジナルの文化やルールもあることがわかりました。多くの方が支えるこの市場が、私たちの食生活を支えていることがよくわかりました。


総合政策学部2年 棚橋 正成

市場見学をしたことで、食についていろいろと考えさせられました。多くの人がかかわり、私たちは食材を手にすることができると改めて感じました。また、食の安全を考えた検査や監視、衛生面における体制なども知ることが出来ました。


総合政策学部3年 早尾 恵理子

HPなどで調べたよりも実際足を運び市場の様子を見、体感できたことはとても貴重な経験でした。昔の名残のある建物に興味を感じる一方、古く、手狭になった建物に移転問題の必要性も感じました。移転には様々な問題があることも知り、今後も注目してゆきたいと思いました。


総合政策学部1年 佐藤 美佳

市場には切り身になる前の魚や初めて見る魚がたくさん並べられており、とても新鮮でした。駐車してある車のナンバーから各地からこの市場に買出しに来るのだと改めて感じました。勉強会などをとおしてイメージしていたより、実際の市場は大きいと感じました。


総合政策学部3年 川本 陽

市場はテレビで見るのとは違い、迫力がありました。市場移転の必要性についても見学をしたり、市場で働く方から話を聞くことでよくわかりました。


総合政策学部3年 橋本 侑紀

築地市場で取引されているもの、築地市場以外にも東京には多くの市場が点在し、様々なものを扱っていることがわかりました。築地市場の移転については、建物の老朽化という面では仕方がないことと思いますが、少し寂しい気もしています。


総合政策学部1年 伊奈 幸恵

市場の雰囲気やそこで働く人の迫力に驚きました。見学会をとおして足を運ぶことのない場所に行くことが出来たり、話を聞くことが出来てよかったです。


外国語学部 余 旦旻 

ビデオで見たセリの様子が印象的でした。市場には中国では見たことのない魚もとても多かったです。日本の水産業は世界でも有数だという言葉のとおりだと感じました。


外国語学部 金 暁莉

「築地市場は世界でも有数の魚市場である」という言葉は本当にそのとおりと感じました。築地市場のような大きな市場は私の国では見たことがありません。ぜひ、セリを見てみたいと感じました。また、食の安全に関する取組みにも感心しました。


外国語学部 郭 芝儀

台湾の大学で築地市場に関することを授業で習いました。実際見学することで、興味を持つことが出来ました。セリを見てみたいです。


外国語学部 孫 暁英

中国でも古い市場はまだあるので、移転を急ぐ必要は必ずしもないのではとも感じました。いろいろな種類の魚を見ることが出来たし、またこのようなたくさんの種類の魚を食べることができる日本人を羨ましく思いました。


外国語学部4年 松原 鍾一

市場は活気があり、働く人たちもとてもてきぱきしていました。実際見学をしないとわからないことが多いと感じました。


外国語学部 李 宜燁

築地市場の様子をビデオでも見ましたがとてもわかりやすかったです。海産物が食卓に上るまでは様々な過程があることもわかりました。


外国語学部 兪 園央

築地市場の歴史なども勉強できてよかったです。移転した後の築地市場も見てみたいと思います。


大学院国際協力研究科 林 昌根

今年日本に来たばかりですが、とても活気があり、日本的な文化が溢れる築地市場を見学できてよかったです。日本ではふぐにこんな高値がつく事にも驚きました。


外国語学部 周 沁怡 

築地市場を見たことがない日本の学生もいることに驚きました。築地市場は時代の変遷とともに発展し、日本人の食に深くかかわってきました。その意味を失うことなく移転問題が議論されることを願います。見学をとおして日本人のもう一つの顔を見ることが出来ました。


外国語学部 何 楠

世界でも有数の市場である築地市場を見学できてよい勉強になりました。長い歴史と、日本の経済成長に支えられ発展してきた築地市場には、卸売業者や関連業者を含む多くの人たちがかかわっていることもわかりました。


保健学部4年 菊地 麻希

築地市場には衛生管理室や理髪店、郵便局まであり、本当に多くの人が働いている場所なのだと改めて思いました。これからも築地ブランドを継承しつつ、私たちの食を支えてほしいと思いました。


保健学部4年 久米谷 雅子

前回の国会見学に続いて今回も期待して参加しました。事前勉強会で学んだ築地の歴史や移転問題についてさらに理解を深める事ができました。市場で使われる大量の水についても、直接伺うことができるなどいろいろ勉強になりました。


総合政策学部3年 佐藤 光浩

見学会前の勉強会では、築地の移転やマグロについての資料を揃えました。そのような中で勉強することも多く、さらに見学をしたことで、理解が深まりました。築地市場は消費者の様々なニーズに応えるため、多くの課題に取り組んでいかなくてはならないことも感じました。


保健学部4年 鈴木 裕子

勉強会や見学をとおして、食品の流通の仕組み、食を取り巻く環境について理解を深めることが出来ました。これからは食の領域に興味を持ち、食育に関しても勉強していきたいと思いました。


総合政策学部2年 宮野 桂一

夏休みに体験した農業合宿と今回の築地見学から、何をするにも、百聞は一見にしかず、であると感じました。これをふまえて、これからの学生生活を過ごしたいと思いました。


総合政策学部3年 谷沢 亮輔

築地で働く人たちが誇りを持ってイキイキと働く姿が素晴らしいと思いました。また、日本人のマグロ好きを改めて感じました。世界で消費が高まるマグロですが、いつまでも私たち日本人が食すことができる環境が続くことを願います。


総合政策学部4年 加藤 久弥

市場見学をとおして改めて魚や漁業の大切さを感じました。私たちの食を支えるために築地市場は大きな役割を担っている、その偉大さも学びました。


2008.11.8