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【トピックス】 大連外国語学院と学術交流協定調印

 中国の大連外国語学院と杏林大学が新しく語学教育で協力し合うことになり、11月20日(木)、両学間の学術交流協定の調印式が杏林大学において行われました。

 大連外国語学院は1964年に設立された大学で、中国東北地方では唯一の外国語大学です。学生数は約13,000人を数え、その内日本語学部の学生は約3,000人にものぼり、世界一の規模を誇っています。日本語学部は語学教育に加えて、情報技術や金融管理などの分野でも充実した教育が特徴です。また留学生は1,500人程在籍しており、その内半分近くが日本人留学生であるなど、日本との関係がたいへん緊密な大学です。


 本学では今年4月に、大学院国際協力研究科に日中同時通訳コースを開設し、日本語と中国語の通訳・翻訳の実践的な人材の養成を行っており、今回の学術交流協定の調印をきっかけに、こうした人材育成の面で相互の大学間の交流を深めていくことになります。また、大連外国語学院は大連医科大学と姉妹校となっており、杏林大学医学部との交流も期待されます。

 この日は、孫 玉華院長、劉 利国日本語学科長ら4人が本学を訪れ、本部棟11階貴賓室にて松田博青理事長、長澤俊彦学長、塚本慶一外国語学部教授、本田弘之国際交流センター長、堀和生大学事務局長と懇談しました。懇談は時折ユーモアを交えながら、終始和やかな雰囲気で行われ、大学の運営や教職員・学生について、さらには周辺地域との関わり、とりわけ日系企業現地活動や人事採用など、両大学間の事柄にとどまらず幅広い話題に花を咲かせました。
 その後、大連外国語学院の孫院長、本学の松田理事長、長澤学長が協定書にサインをし、今後益々の双方の交流に志を一つにしました。


 なお、この学術交流協定調印式に先立って今年6月、締結に向けての事前打合せのために塚本教授が大連外国語学院を訪問しており、その際に講演を行いました。大連外国語学院ホームページに、これに関する記事が掲載されています。
http://jp.dlufl.edu.cn/index.php?option=com_content&task=view&id=136&Itemid=2

 2008.11.21