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【トピックス】 タイ国Mahidol大学で学術講演

 医学部薬理学教室の櫻井裕之教授と安西尚彦准教授は、2000年5月に杏林大学とタイ国Mahidol大学のあいだで結ばれた学術交流協定(2000年5月調印)のさらなる発展のため、本年1月8日、Mahidol大学の生理学部門で学術講演を行いました。

 櫻井教授は、前半は“The research life in both USA and Japan”と題した講演を行いました。講演ではアメリカと日本の研究環境について実体験に基づいた話をして、外国留学を考えている若手研究者に向けて杏林大学で研究する利点をアピールしました。後半は“GDNF-independent outgrowth of the ureteric bud” のタイトルで、いま取り組んでいる腎臓の集合管発生の最先端の研究を紹介しました。

 続いて安西准教授は“The current progress of renal urate transport”と題して、本学薬理学教室の長年の研究テーマである、腎臓尿細管での尿酸の経細胞輸送のメカニズムについて講演しました。過去の論文から最新の成果まで、論文には書いていない裏話を交えて解説し、好評を博しました。その後、Mahidol大学生理学部門長のPawinee Piyachaturawat博士をはじめとする教員の方々と、今後の交流の方向について討議をしたほか、若手教員や大学院生がとりくんでいるプロジェクトについての活発な意見交換を行いました。

 かつて本学薬理学教室で研究していた人たちが、今はMahidol大学や各地の大学で教職員として活躍されています。彼らの姿を見て、9年目に入ろうとするこの学術交流をこれからも大事に育てていく必要を痛感しました。

【写真の解説】
平成21年1月8日、丸一日のセミナーの後、Mahidol大学生理学部門の入り口にて撮影。左より、Pawinee Piyachaturawat 主任教授、安西准教授、櫻井教授、Buarong Lewchalermwongse 副部門長。



2009.2.12