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オーストラリア研修日記

4日目(3月6日) 現地学生との授業、アボリジニーアートに触れ、美しいマウントクーサ訪問

今日の授業は、クイーンズランド大学の学生とのセッションです。杏林の学生を3人のグループにわけ、そこに1人ないし2人のクイーンズランド大学の学生が加わり、90分間様々な話をしました。自己紹介から始まり、杏林で何を学んでいるのか、どのような音楽を聴いているのか、オーストラリアらしい食べ物はいったいどのようなものかなど話題は多岐にわたり、あっという間の90分の授業が終了しました。

授業後、学生たちに話を聞きましたが、彼らは今日のセッションが一番充実していたと口々に話していました。英語を使って同じ世代の学生と同じような話題で話をするということはとてもよい経験になったのではないかと思います。学生たちが皆笑顔で、笑いの絶えないクラスになっていたことがそのことを裏付けています。

午前中の2時間目はアボリジニー文化、芸術について学びました。そして、学んだことを生かせるように午後にはブリスベン市内にある、現代美術館を訪れ、そこに展示してあるアボリジニーアートを美術館のガイドの方に説明をしていただきながら1時間ほど学習しました。授業で学んだ背景知識があったため学生たちは伝統的なアボリジニーの芸術だけではなく、今日のアボリジニーアートも楽しんでいました。ここでは、学生たちが自らガイドの方に積極的に質問をしている姿が見受けられました。

だんだんと学生たちは頼もしくなってきています。一方で、慣れない英語環境の中での生活に相当疲れがたまっているようでもあります。移動中のバスの中では外の風景を見る余裕もなく眠っていました。学生たちは口々に疲れたと言っていましたが、次の見学地であるマウントクーサに到着するとその疲れが一瞬にして消え去りました。マウントクーサの頂上からは優雅に流れるブリスベン川、近代的なビル群、緑の多い地区などが一望でき息をのむほどの絶景に私たちはしばしば言葉を忘れその美しさに見とれておりました。


写真は上から、現地学生とのセッションの授業の様子と、マウントクーサからブリスベン市内を一望できる美しい景色

 

 


5日目(3月7日) はじめての週末、ゴールドコーストへ
 

こちらに来て迎える初めての週末です。学生は思い思いに週末を過ごしてもらいたいと思っていましたが、今日は希望者を募りゴールドコーストツアーを行うことになりました。私たちの滞在するブリスベンからゴールドコーストまで電車やバスを乗り継いで約2時間30分近く時間をかけて移動しなければなりません。オーストラリアは日本の面積の22倍の広さがあるため、一つの都市から別の都市への移動に相当の時間がかかってしまいます。こちらの人たちは2時間30分の移動では「近いところ」に行くという感覚だそうです。ゴールドコーストの中心地であるサーファーズパラダイスで解散をし、帰りのバス停、バスの時間や電車の乗り換えの時間を全て確認しました。

学生たちはサーファーズパラダイスで思い思いの時間を過ごしていました。水着を準備してきて海に入ったもの、土産物屋を見て回ったもの、日本食レストランで食事をしたものなどオーストラリア最大のビーチのある観光都市で休日を満喫していました。学生たちはこれまで見たことのない青い海(文字通りに青い海と言えるぐらいきれいな色をしています)、どこまでも続く白い砂浜、遠くに見える水平線に感動をしていました。このように世界には自分たちの知らないところがあり、それを一つ一つ自分たちの目に焼き付けることができるのがこの海外研修のもう一つの目的なのかもしれません。学生たちにとっては毎日が新しい出会いや経験で、日々成長している様子が伺えます。本当にたくましく、そして日焼けして黒くなってきています。


写真はゴールドコーストのサーファズパラダイスの海岸線と、その入り口