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10月24日(土)午後、杏林大病院で大地震等を想定した医療連携訓練を実施します

三鷹市近隣で災害が発生した場合、その被災者は市内の主要病院に搬送されることが想定されます。三鷹市にある杏林大学医学部付属病院は、東京都の災害拠点病院であるとともに、三鷹市の後方医療施設と位置づけられています。
そこで、三鷹市と杏林大学医学部付属病院では、陸上自衛隊第1師団、三鷹警察署、三鷹消防署、三鷹市消防団、三鷹市医師会、都立三鷹高校、三鷹市自主防災組織連絡会と連携し、災害発生時の医療救護態勢や防災関係機関との連携体制等を確認するため、大規模災害が発生したことを想定した災害時医療連携訓練を実施します。
この訓練を通じ、災害発生時における関係機関の実践的対応能力の向上を目指すと共に、各機関の災害対応に関するマニュアルの実効性を検証します。
自衛隊、警察、消防、医師会等と連携したこのような大がかりな訓練は初めてです。


【日   時】 平成21年10月24日(土) 13:30〜16:00
【場   所】 杏林大学医学部付属病院及び三鷹高校運動場
【主   催】 三鷹市、杏林大学医学部付属病院

【参加機関】
陸上自衛隊第1師団、三鷹警察署、三鷹消防署、三鷹市消防団、三鷹市医師会
三鷹中央病院、野村病院、都立三鷹高校、三鷹市自主防災組織連絡会
訓練参加予定者 400人

外来の患者さん、お見舞い・ご面会で来院の皆様へ
 ○この訓練に伴いタクシー乗降場所は、午後1時から午後5時頃までの間、外来棟南側入口付近となります。
 ○訓練中のシティーバスの構内乗り入れはなくなり、吉祥寺通りの「杏林大学病院前」の停留所での乗り降りとなります。
○訓練中は救急車やスタッフが移動したり院内外を出入りしたりしますのでご注意ください。

ご迷惑をおかけして申しわけありませんが、訓練にご理解を賜りますようお願い申し上げます。

訓練想定と内容は以下の通りです。

≪ 訓練の想定 ≫ 
[第1想定:地震災害発生時の対応]
10月24日午後2時頃、多摩直下地震が発生した。三鷹市の震度は6弱(M7.3)で被災者が多数発生し(死者:70名強、負傷者1700名強、うち重傷者230名弱)、三鷹市は直ちに災害対策本部を設置した。同本部からの依頼で市内の災害時医療拠点(8病院)、後方医療施設(杏林大学医学部付属病院)が協力し被災者の治療を行った。また、三鷹市医師会の協力で災害時医療救護所(7箇所)を設置し治療を行った。
杏林大学医学部付属病院には約200名の被災者が来院した。また、災害時医療救護所では患者のトリアージ及び応急処置を行い、搬送が必要な被災者を杏林大学医学部付属病院に搬送した。杏林大学医学部付属病院では、屋外に臨時のトリアージ場所を開設し、被災者のトリアージを実施、治療を行った。
建物の倒壊や火災も多数発生し、三鷹消防署及び三鷹市消防団も全能力をあげて災害に対応した。なお、三鷹市は、他区の災害で発生した重篤患者(熱傷)を杏林大学病院に搬送してきた陸上自衛隊第一師団に対し協力を要請、自衛隊の救急車による患者搬送と救急救命士による災害時医療救護所の支援を要請した。

[第2想定:交通事故発生時の対応]
10月24日午後3時頃、三鷹市内の幹線道路で多重衝突事故が発生した。現場では、約50名の傷者が発生し、東京消防庁は救急特別第2出場で対応した。現場では三鷹消防署が中心となって傷者対応を行い、救急医療機関である杏林大学医学部付属病院に、重傷者は救急車で、軽傷者は人員輸送車(マイクロバス)で、約30名を搬送した。また、杏林大学病院の東京DMAT隊1隊も現場に到着した。

≪ 訓練次第 ≫
 開会式 13:30〜13:50  
・主催者挨拶  三鷹市 清原 慶子市長
杏林大学医学部付属病院 東原 英二病院長
・訓練概要説明


訓練実施14:00〜15:30  
地震訓練① 杏林大学病院による三鷹市等との情報収集・連携訓練 14:00〜14:20
杏林大学病院内に災害対策本部を設置し、被災状況等の情報収集、院内状況の取りまとめ、関係機関からの傷病者受け入れ要請に対する対応決定の訓練を行う。

地震訓練② 病院内トリアージブースの設置・運営訓練 14:20〜15:00
同病院敷地内にトリアージブースを設置し、被災者約70名のトリアージを実施。重症者、中等症者、軽症者にわけ、受付や各治療ブースへの搬送等の訓練を行う。

地震訓練③ 自衛隊・医師会等との連携訓練 14:10〜15:15
三鷹高校運動場に設置した災害時医療救護所にて、来所した被災者約40名に対し、三鷹市医師会等がトリアージを実施。自衛隊の救急車で重症者を杏林大学病院へ搬送、中等症者は三鷹市消防団等が担架搬送を行う。

交通訓練① 交通事故発生に伴う重傷者搬送訓練 15:05〜15:20
多重衝突事故現場で東京DMAT隊が出動し、トリアージを実施と救急処置を実施。重傷者は救急車で、軽傷者はマイクロバスにより杏林大学病院へ搬送する。

その他訓練 自衛隊炊飯車による炊き出し訓練 15:30〜
炊き出し訓練を行うほか、陸上自衛隊の災害時使用資器材を展示する。

講評
三鷹市 清原 慶子市長、他


※訓練の進行によって時間が変更することもあります。
※雨天時は地震訓練(訓練①と訓練②)を中心に規模を縮小し実施いたします。