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【トピックス】第3内科 石田 均 教授が日本栄養・食糧学会長に就任

 第3内科の石田 均 教授が、22年度ならびに23年度の日本栄養・食糧学会の会長に就任しました。

日本栄養・食糧学会は、3,350名の会員で組織され、わが国の医学の学会活動の中心である日本医学会の分科会の一つです。学会の設立は1947年にさかのぼり、栄養学・食糧科学の進歩・普及を図ることによって国民の健康増進に寄与するための活動を行ってきました。

近年、わが国では日本の経済発展に伴う食生活の欧米化や交通手段の進歩による運動不足によって肥満が急増、いまや国民の6人に1人が糖尿病の治療、もしくは予防の対象になっているとされ、糖尿病への対応が大きな課題となっています。

会長就任にあたり石田教授は「日本の栄養・食糧学分野は、『不足の栄養・食糧学』から『過剰の栄養・食糧学』へと大きく変遷してきている。生活習慣病の予防や病態の進行を阻止する食品やその成分の同定はもとより、栄養指導によって食事内容や食生活を改善し疾病を予防する臨床的なエビデンスの迅速な確証が求められている」とし、糖尿病をはじめとする生活習慣病に対する学術的な貢献とその臨床応用への使命を語りました。

また石田教授は「一方で世界には栄養失調による死が依然として存在し、地球をとりまく環境問題とともに食糧問題やエネルギー問題などの諸問題の解決も求められている」とし、本学の教育理念である学術的な国際協力も含めて、医学、農学、薬学等、さまざまな分野の研究者と連携を図っていく考えを示しました。