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【トピックス】 松田理事長、上海外国語大学と東華大学を訪問

 松田博青理事長は9月20日(月)から9月23日(木)の日程で、中国の国家重点大学である上海外国語大学及び東華大学からの招聘により、両大学を訪問され、塚本慶一国際交流センター長と野尻一之病院事務副部長が随行しました。

 上海外国語大学は、昨年60周年を迎えた国際交流が盛んな大学で、20以上の学科に7,000名の学生が勉学に励んでおり、さらに、2,000名以上の留学生を受け入れております。杏林大学は2009年に学術協定を締結しています。

 松田理事長は、上海到着後すぐに上海外国語大学虹口キャンパスを訪問し、曹徳明学長との会談に臨まれました。会談は終始和やかな雰囲気の中で行われ、両校の国際交流の成果と今後の交流のあり方 — 学部から大学院教育、そして教員の研修や共同研究まで幅広い意見交換がなされました。

 翌日、松田理事長は、上海外国語大学松江キャンパスに赴き、日本語言語文学専攻の3年生に対して「医学と生命」と題した講演を行いました。日本の少子高齢化の実情や、人体の構造及び移植医療の問題点まで多岐にわたる内容をわかりやすく講演されました。質疑応答では、学生たちの質問に一つ一つ丁寧にまた時折ユーモアを交えながらお答えし、会場は大きくわきかえりました。

 その後、もう一つの訪問先である東華大学へと移動しました。東華大学は前身を中国紡績大学といい、紡織や服飾デザイン等の分野で高い知名度を持つ大学です。近年では外国語教育にも力を入れており、日本語学科には杏林の卒業生である張厚泉教授と銭暁波副教授他1名が教鞭をとっておられます。

 広大な敷地の中を車で案内して頂いた後、松田理事長と東華大学の刘春紅副学長との会談が行われました。会談では、刘春紅副学長から2人の優秀な杏林卒業生が教師として活躍していることへのお礼の言葉があり、松田理事長は、国際交流や人材育成に力をいれており、東華大学から、杏林大学の通訳翻訳に関する学部から大学院までの協力関係を強化したいという強い要請に対して、今後両大学間の学術協定を前向きに考えていく、と述べられました。

 3日目は上海万博の日本館の関係者やオーストラリア総領事夫人の案内により、日本館とオーストラリア館を視察しました。上海万博は、7,000万人の入場者を見込んでおり、万博史上最大の面積と参加数となっています。会場内の人気パビリオンでは今でも数時間待ちが当たり前の状況で、熱気と活気に満ちた上海を肌で感じることができました。

 9月23日、一行は両大学の関係者の見送りを受け、上海を離れ、多くの成果を携えて帰国の途につきました。


2010.09.29