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【トピックス】 第37回杏林大学医学部慰霊祭が挙行されました

 今年で第37回となる杏林大学医学部慰霊祭が、10月8日(金)午後1時30分より三鷹市公会堂で厳かに執り行われました。

 この慰霊祭は、医学の発展のために自らの身を捧げられた方々の御霊に対し、ご冥福をお祈りし、感謝の意を捧げるもので、式にはご遺族78名をはじめ、学園関係者や医学部・保健学部・看護専門学校の学生486名などを合わせ600名強の人が参列しました。

 開式の辞の後、後藤 元・医学部長が「今、祭壇におられる410名の皆様は、学生教育のため自ら進んでご遺体を寄与していただいた方や、病気の成因の解明にため、解剖をさせていただいた方々です。私ども杏林大学医学部は、皆様方の無言の教えに報いるべく、より深慮な教育、より高い医学、そしてより暖かい医療を目指し、今後も研鑽に励み、病める方々へ少しでも寄与することをお誓い申し上げます」と追悼の辞を述べました。

 つづいて医学部学生を代表して5年生の石谷 舞さんが「解剖学実習の初日、大きな緊張と責任の重さ故の不安とともにご遺体と対面したことが今でも鮮明に思い出されます。私たちは将来、日本中、世界中へと散らばり、病める方々とともに生きてまいります。その時、喜びも悲しみも多くを体験されてこられたその大事な御身体を捧げて下さった尊いお心に対し、尊敬と感謝の念を忘れません」と誓いの言葉を述べました。

 このあと、医学部管弦楽団による奏楽の中、参列者全員が献花を行って故人のご冥福をお祈りし、甲能直幸病院長の挨拶を以って1時間にわたる慰霊祭を滞りなく終了しました。

2010.10.12