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【トピックス】 保健学部河野眞准教授 タジキスタンで障害者支援

 保健学部の河野准教授に、タジキスタンでの障害者支援の模様を報告していただきましたので、ご紹介致します。


 2011年4月27日から5月10日にかけて、特定非営利活動法人 難民を助ける会の外務省NGO連携無償資金協力「ドゥシャンベ市における障害者連盟の機能強化を通した障害者支援事業」の外部専門家(作業療法分野)としてタジキスタンで活動してきました。
 私は同国の障害者支援に2010年から関わっており、今回が3度目の現地活動です。過去2回は、現地の国立障害者リハビリテーション病院の職員の能力強化を目的として活動してきましたが、今回は現地障害当事者組織への支援が大きな目的の一つでした。
 現地では、障害当事者組織の運営する多機能型障害者支援センターの活動や障害者家庭訪問などに参加し助言を行いました。また、労働社会保障省の要請で同省職員への研修も2日間にわたって実施しました。
タジキスタンは旧ソ連諸国の中の最貧国の一つであり、他の社会基盤同様、リハビリテーション・障害者支援分野も整備は不充分です。国の財政状態からこの状況が急に改善されるとは考えにくいですが、労働社会保障省や障害当事者組織など既存資源の強化・活用を通して、今後も微力ながら現地の障害者の社会参加の推進に寄与できればと考えています。

(保健学部作業療法学科准教授 河野 眞)


 今回の活動は難民を助ける会のHPにも紹介されております。
 http://www.aarjapan.gr.jp/activity/report/2011/0606_667.html


労働社会保障省職員研修の一場面
多機能型障害者支援センターの料理教室に参加する

多機能型障害者支援センターで療育相談を実施する

2011.6.23