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【トピックス】好天に恵まれ賑やかに杏園祭 震災を教訓とした講演会を開催


  

 爽やかな秋晴れとなった10月8日(土)・9日(日)の2日間、八王子キャンパスで2011年杏園祭が開催されました。当日は各ゼミナールやクラブによる48の屋台が軒を連ねる中、午前9時の開始から多くの来場者が訪れそれぞれの屋台で賑わいをみせていました。またイベント会場として3ヶ所に特設ステージが設けられ、D棟前ステージでは軽音ライブ、体育館では芸能人によるトークショー、グランドステージにはゲーム大会やヒーローショーなどが開催され、ヒーローショーでは握手を求める多くの子供たちが長い列を作っていました。
 今年の杏園祭は2日間で昨年を779人上回る、延べ3,955人が来場し、主催した学生らはみな元気な声を張り上げ来場者を楽しませていました。

 その中、杏園祭のプログラムとして8日(土)に総合政策学部ゼミナール連絡会主催による「東日本大震災後の社会づくり」をテーマとした講演会が午後1時30分よりE棟4階にて開催され、一般参加者も含め多くの学生が参加しました。これは毎年杏園祭の時期にゼミナール連絡会が外部講師を招き講演会を企画しているもので、今年は日本国内に甚大な被害をもたらした東日本大震災後の社会づくりをテーマに日本国際ボランティアセンター職員スーダン事業担当の佐伯美苗講師による講演が行われました。

 講演の中で佐伯講師は被災地の復興状況として気仙沼地区の状況について語り、「インフラ整備により道路の復旧はかなり進んできている。しかし、その一方で今でも行方不明者が多く、更には多くの方が避難所生活を続けている」と、厳しい現状について語りました。また支援の調整と援助のジレンマなど数多くの問題がある中、これまでの自身の活動経験を踏まえ、「確かなことは知ることからしか始まらない」と、逃げの姿勢からは何も生まれないことを切実な思いで語り、参加した学生らはみな真剣な様子で耳を傾けていました。
 また、講演会の後にはゼミナール連絡会を代表して4名の学生が震災に関するそれぞれの発表を行うなど、改めて一人ひとりが震災後の社会づくりを真剣に考えなければないという思いに会場全体が包まれていました。

  

2011.10.13