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【トピックス】 看護専門学校戴帽式記念講演会が開催されました

 12月17日(土)午前、医学部大学院講堂で看護専門学校戴帽式記念講演会が開催されました。この講演会は、戴帽を記念し、学外の講師より講話を聴き視野を広め心豊かな人間性を養うことを目的として毎年この時期に開かれているもので、当日は、看護専門学校の1〜3年生250名程が参加し、会場は殆ど満席状態となりました。
 今回の講師は、吉本新喜劇座長として人気を博した故岡八朗氏の長女、ゴスペルシンガーの市岡裕子氏で、「誰かがあなたを必要としている〜すべての人生には目的がある〜」と題する講演が行われました。
 氏は16歳の時に最愛の母親を亡くし、実弟も30歳で病死、さらに父親が重病に陥る等、困難と絶望にさいなまれる日々が続く中で自分をもう一度立ち直らせてくれたものは、幼稚園の恩師から受けた変わらぬ愛情と、いつも側にいてくれた親友の存在であったとまず話されました。続いて、絶望の淵から立ち直り、自分の本当の夢を実現したいと一人アメリカ留学を果たし、ハーレム黒人教会で本場ゴスペルに出会い、その後本格的にブラックミュージックを学んでゴスペルシンガーになっていったこと、また母親の死後大嫌いになった父親を最後は大好きになって感謝出来るようになっていった自身の逸話を紹介しました。
 市岡氏は学生に向けて、「社会に出たら、何といっても人間関係が円滑にいっているかどうかがとても重要ですが、人生いい時も悪い時もあります。その時常に『この問題に対して、自分は何ができるか』というところから入ってほしいです。自分が変われば周囲も変わる。自分を大切に、他人を愛し許してほしい。そして不平不満を言わず感謝の気持ちを忘れないことが大切です」と説き、心を込めてゴスペルソングを一曲披露されました。
 最後に2年生代表が、「今日先生から教えていただいた感謝の気持ち、そして人は皆愛し愛されたいのだということを忘れないで、これから患者さまと向き合っていきたいです」と感想を述べ、花束を贈呈し、満場の拍手をもって講演会は終了しました。


2011.12.20