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衛生学公衆衛生学の岡本博照講師の研究発表がメディカルトリビューン誌で紹介

 本学医学部衛生学公衆衛生学の岡本博照講師が第19回日本産業ストレス学会で発表した演題「消防職員のメンタルヘルスに悪影響を及ぼす職業性ストレスについて‐職種間での相違‐」がメディカルトリビューン誌(2012年4月26日号)に「消防職員に各職種特有のストレス要因」と題して掲載されました。
 本演題は本学保健学部救急救命学の和田貴子教授との共同研究成果であり、岡本講師は同学会で市民の安全と健康に関わる消防官のストレスとメンタルヘルスについて検討した結果、消防隊員・救急隊員・救助隊員・事務要員・指令要員の職種間で仕事のストレスと支援の状況が異なり、特に事務要員では技能の活用度の低さが、指令要員では職場環境のストレスと社会的支援の不良さが、それぞれのメンタルヘルスに悪影響を及ぼすことを発表しました。同誌はこれを最新医学情報として紹介しています。
 同誌への掲載について岡本講師は「研究成果を注目していただいたのは研究者として光栄に思います。さらに研究成果を社会に還元し、消防官のストレス対策とメンタルヘルス対策に役立て、公衆衛生に携わる医師の責務を全うしたい」と話しています。
 衛生学公衆衛生学の角田透教授は「 岡本先生の学会発表について取り上げて頂いたことを有り難く思っています。今後の彼の研究の進展を願うとともに皆様方のご支援・ご協力をよろしくお願い致します」と話し、岡本講師の研究活動に期待を寄せています。
 岡本講師の研究が同誌で紹介されたのは2006年3月、2009年2月に続き、今回で3回目ということです。


*メディカルトリビューン誌:1968年にわが国で唯一の国際医学新聞として創刊された総合医学ジャーナルです。 国内外での学会取材による最新医学情報をはじめ、専門医へのインタビュー記事、解説記事など、研究や日常診療に役立つ情報を報道しています。(株式会社メディカルトリビューンホームページより)

2012.05.01