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医学部4年生 盧昌聖さんらが日本病理学会で優秀賞を受賞


 4月26日(木)から3日間、京王プラザホテルで開催された第101回日本病理学会総会で医学部4年生の盧昌聖さん、赤坂義矢さん、大島康太さんの研究が、全国の医学部学生の103演題の中から優秀賞に選ばれました。

受賞した盧さんと赤坂さん、大島さん
受賞した盧さんと赤坂さん、大島さん


 「若年者甲状腺癌の病理組織学的検討」をテーマとして、若年者甲状腺癌100例を菅間博教授の指導の下に検討し、その特徴を明らかにしました。福島原発事故後に若年者甲状腺癌の発症が危惧されますが、我が国の若年者甲状腺癌のまとまった基礎データがなかったため、盧さんらの研究は社会的意義が大きいと評価されました。盧さんらは「学会発表という貴重な機会を持てただけでなく、優秀賞まで受賞できて感動しています。今後も甲状腺の研究を続けていきたい。」と喜びを語っています。


 同学会では、医学部6年生の山岸夢希さん等も「大脳膠腫症を伴う悪性神経膠腫から発生した多発性膠肉腫の1剖検例」をテーマとして、原由紀子講師の指導の下に発表しました。日本病理学会は1911年に第1回総会が開催された歴史ある学会です。日本病理学会は2005年に杏林大学病理学教室が主催した第95回総会から、医学部学生の研究発表の場を設け、未来の病理医の育成に力を入れています。

原講師ほか医学部6年生
原講師ほか医学部6年生

(病理学教室助教 平野和彦)

2012.05.09