8月30日(木)から9月5日(水)までの防災週間を受けて、三鷹キャンパスで9月3日(月)、学園とKRLなどの関係事業所が合同で総合防災訓練を実施しました。
午後3時、館内に地震発生を告げる非常放送が流れると、各職場では身の安全確保や避難経路の確認などの初動対応訓練が行われ、病院では防災資機材や非常用物資の点検・確認が手際よく進められました。
本部・病院地区・学校地区の自衛消防隊員は非常放送と同時に防災センターに集まり、部隊編成をした後、センタープラザでの初期消火訓練や給食訓練に臨みました。
センタープラザでの訓練には一般参加者も加わって約100名が参加、消火器を使って火元を想定した的に向けて放水したり、散水栓を使用した放水訓練が行われました。
また、会場の一角では、病院栄養部の職員たちによる炊き出し訓練があり、あつあつのご飯を次々と握ったりパックに詰めたりしていました。
病院では災害時の食料備蓄として、患者さんと職員用に3日分に相当する約18,000食の非常用保存食「アルファ米」を備蓄していますが、このアルファ米を使った五目ご飯に、訓練参加者からは「災害時でもこのようなおいしい食事が摂れるのは嬉しい」との感想が聞かれました。
最後に、今回の訓練実施にご協力いただいた東京消防庁三鷹消防署の小柴義弘係長から講話があり、「昨年3月11日の東日本大震災によって首都直下型地震や東南海地震が起こる確率が高まったと言われています。災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ普段から災害に備え、今回の訓練を活かして万全な体制で対応できるようにしてください」と参加した職員に日ごろの備えの大切さを呼びかけました。