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第37回 看護専門学校戴帽式を挙行

 医学部付属看護専門学校第37回戴帽式が11月17日(土)、三鷹キャンパス松田記念館にて行われました。
 戴帽式は、看護専門学校生2年生が看護への認識や決意を新たにする誓いの場で、今年は第37回生99名が式典に臨みました。

 校歌斉唱の後、跡見裕学長は「戴帽式を終えた後は、病院での臨地実習が始まります。皆さんは、今まで学んだことをいかにして患者さんへ還元するか、が問われるようになります。皆さんにお願いしたいのは、患者さんの看護をする時、患者さんが持つ属性、つまりどんなグループに属しているかをよく考えてもらいたいということです。例えば、皆さんは看護専門学校の学生であると同時に、日本の社会にも属し、多面的なものを持っています。患者さんも同じで、社会的な立場があり、様々な歴史を持っています。今まで、医療従事者は患者さんを「病人」という一つのくくりで見る傾向がありましたが、そのくくりの中でも、一人ひとりは個々の患者さんです。したがって、個々の様々な側面をしっかり理解して看護をすることが極めて重要です。患者さんの心を理解し、共有できる優しさが必要です。看護の道は大変だと思いますが、今日の戴帽式を終えた後、もう一度決意を新たにして、勤しんでもらいたいと思います」と式辞を述べました。

 この後、戴帽の儀が行われ、ナースキャップをつけてもらった戴帽生は舞台にあるナイチンゲール像から“献身の心”をあらわした火を、それぞれ自分のキャンドルへ移していきました。そして、キャンドルを手にした戴帽生全員によりナイチンゲール誓詞が読み上げられました。

 続いて、古賀良彦看護専門学校長より「これからの勉強は大変忙しくて厳しいものです。何か困ったときには、キャンドルの灯火を消した時に心の中に収めた、暖かさや強さをそっと取り出して、自分の行方というものを見定め、学問に励んでいただきたいと思います」と祝辞があり、来賓からは看護専門学校杏会会長と、現3年在学生より励ましのことばがありました。
これに対して戴帽生代表の福井 寛子さんは「高い技術と知識、豊富な経験を持ち、患者さんの気持ちに寄り添い、この人になら自分の看護を任せられる、と思っていただけるような看護師になれるよう、これからも日々の学習に励むことを誓います」と誓いのことばを述べました。
 最後に戴帽生と在校生による戴帽の歌が唱和され、式は閉会しました。

2012.11.22