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医学部 小嶋幸一郎助教が米国のシンポジウムでBest Poster Award を受賞

 医学部外科学Ⅰ(消化器・一般外科)の小嶋幸一郎助教が2013年2月12日〜16日にアメリカ・フロリダ州にて開催された第24回International Colorectal Disease SymposiumのポスターセッションでBest Poster Award を受賞しました。

 本会はアメリカのacademic instituteとして知られるCleveland Clinic が主催する国際シンポシウムで、著名な専門家を招待し、毎年2月に開催されています。
 小嶋助教の演題は“大腸憩室炎の新しい治療指針の検討”で、過去9年間の当院における穿孔性大腸憩室炎手術症例をreviewし、その臨床学的特徴と欧米からの文献をふまえ、穿孔性大腸憩室炎に対する新たな治療指針を立てました。そしてまだ症例は多くありませんが、新たな治療指針に基づき治療を行った症例をまとめ、その有用性について報告しました。
 大腸憩室炎は食事の欧米化によりわが国において近年増加傾向にあり、良性疾患であるにも関わらず人工肛門が必要になることもあり、患者さんの生活の質も低下してしまいます。日本ではまとまった研究が今までに無く、診療ガイドラインも無いことより臨床研究を始めることになりました。
 小嶋助教は「本研究により、少しでも多くの大腸憩室炎患者さんを生活の質を落とすことなく治療できたら、これほど嬉しいことはありません。今回、このような国際学会で賞を頂けたことは、私にとって今後の励みになります。日頃ご指導頂いている杉山政則教授、正木忠彦教授、森俊幸教授、阿部展次准教授、消化器・一般外科スタッフの皆様のお陰と感謝しております。また、今回の研究や学会参加のきっかけを与えて下さった大腸肛門グループの正木忠彦教授、松岡弘芳講師にも感謝申し上げます。この研究をさらに発展させ、多くの患者さんのお役に立てるよう精進して参りたいと考えております」と受賞の喜びを話しています。

医学部外科学Ⅰ(消化器・一般外科)

  ChairmanのMaron先生と

 ChairmanのMaron先生と

学会後のパーティーにてMaron先生と

学会後のパーティーにてMaron先生と

  本会々長のWexner先生と

  本会々長のWexner先生と

2013.3.1