6月6日(木)〜8日(土)、札幌において第102回日本病理学会総会が開催され、医学部4年生5名が学生ポスター発表を行いました。對馬可菜さん、斉藤しおりさん、田川祐未さんの3名は、矢澤卓也准教授の指導のもと、「Cytokeratin 7, CEA発現性から見た肺神経内分泌腫瘍群の不均一性の検討」について発表を行い、現在臨床医学の場で使用されている肺カルチノイド腫瘍の分類とは全く異なる新たな分類法を提起しました(写真1)。また頼元雅慧さん、此田奈央さんの2名は、原由紀子講師の指導のもと、「JCウィルスはヒト脳腫瘍を発生させるのか?」について発表を行い、JCウィルスがヒト脳腫瘍を発生させる可能性、脳腫瘍細胞がJCウィルス産生の場になっている可能性を病理学的に示しました(写真2)。本学から発表されたこの2演題は、揃って学会発表賞を受賞しました。学部学生のこのような経験は、リサーチマインドと科学的思考力をもつ医師を目指す上で、将来必ずやプラスに働くものと期待されます。