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岡﨑医師が日本神経学会学術大会で優秀演題口演セッションに選出

 本学医学部付属病院初期研修医の岡﨑太一医師は、2019年5月22-25日に大阪国際会議場で開催された第60回日本神経学会学術大会で医学生・初期研修医優秀演題口演セッションに選出されました。
 日本神経学会は1902年に設立され120年にわたる歴史を持っています。日本神経学会学術大会は年に1度開催される全国規模の学会で、今回は第60回という節目となる大会でした。国際化の推進と若手医師の育成を目的としている本学会では医学生・初期研修医を対象としたセッションを設けており、今回の発表は数ある演題の中から優秀演題口演6演題のひとつに選出されました。
 岡﨑医師は「非集積地における家族性アミロイドポリニューロパチーの一家系」と題し、様々な症状がみられて診断が非常に難しかった3名の家族症例を報告しました。アミロイドポリニューロパチーとは、アミロイドと呼ばれる線維状の異常蛋白質が末梢神経に沈着して神経障害をおこす疾患です。遺伝子検査で家族症例を診断し、タファミジスという薬剤の投与を開始しました。
 発表を終えた岡﨑医師は「初めての経験で自分の勉強になりました。症例報告の仕方、疾患についての勉強、どのように診療方針を決定するかなど様々な指導を受け経験することができました。希少な疾患について基礎的なことから自ら調べ、専門・専門外を問わず多種多様の人に理解しやすいように説明することを学んだので、これからもこの経験を役立てていきたいです。」と話しています。

左から5人目が岡崎医師

左から5人目が岡崎医師

2019.5.30
神経内科