消化器・一般外科 高木医師が学会優秀演題賞を受賞

 2020年12月19日、20日に第111回日本消化器内視鏡学会関東支部例会が新型コロナウィルス感染拡大の影響によりWebで開催されました。本例会では、本学医学部付属病院 消化器・一般外科専攻医(後期研修医)1年目の髙木理子先生が、優秀演題賞(専修医の部)を受賞しました。
 この賞は、研修医(初期研修医)と専修医(後期研修医)セッションの優秀演題に贈られる賞で、3名の評価者が抄録の内容や発表態度、スライドの内容、質疑応答に至るまで総合的に評価します。今回は研修医・専修医79名のうち、5名に優秀演題賞が贈られました。
 髙木先生の発表した演題は「粘膜下腫瘍様形態を呈したCA19-9産生胃癌の1例」です。今年度消化器・一般外科に入局してから経験した、粘膜下腫瘍様形態を呈し、血清CA19-9が高値を示した胃癌について、術前確定診断の困難性や粘膜下腫瘍様形態を呈した要因や血清CA19-9の推移の重要性を示したものです。また、胃粘膜下腫瘍でも胃癌の可能性を念頭におき、超音波ガイド下針生検を含めた診断や治療戦略を組むことの重要性も発表しました。
 通常の内視鏡下生検では、粘膜下腫瘍様胃癌の確定診断は難しいのですが、当院消化器内科で行った一回の超音波ガイド下針生検で診断が確定し、消化器・一般外科に紹介されました。胃切除後も粘膜下腫瘍様形態を呈した原因やCA19-9産生胃癌であることを病理診断科の先生方に何度も検索して頂き、消化器内科、消化器・一般外科、病理診断科の3科が「ONE TEAM!」となって診断が確定しました。
 髙木先生は、演題登録前から病理診断科の柴原純二教授や長濵清隆講師のところに何度も通い、発表スライドの準備にも1ヶ月以上かけ、指導医や阿部展次教授とも何度もやり取りしました。発表や質疑応答も的確に行うことができ今回の受賞に至ったのは髙木先生の努力の賜物であると思います。

左から阿部教授、髙木医師、橋本助教

左から阿部教授、髙木医師、橋本助教

2021.1.22
上部消化管外科(消化器・一般外科)助教 橋本佳和