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日本医師会 赤ひげ功労賞に円山忠信先生 

本学卒業生の円山忠信先生が、第10回 日本医師会 赤ひげ功労賞を受賞しました。
円山先生は、瀬戸内海に浮かぶ人口 7500人弱の広島県大崎上島の診療所で30年余りにわたって地域医療に携わっています。

この賞は、地域の医療現場で長年にわたり、健康を中心に地域住民の生活を支えている医師を顕彰することを目的に、平成24年に創設されました。(主催:日本医師会、産経新聞社)
赤ひげ功労賞は、毎年各都道府県医師会長による推薦者の中から選ばれるもので、今年は13名が受賞しました。
 「赤ひげ大賞」の名は、山本周五郎の時代小説「赤ひげ診療譚(しんりょうたん)」の主人公「赤ひげ先生」に由来しています。赤ひげ先生のモデルとなった小川笙船(おがわしょうせん)は江戸中期に貧民救済施設である小石川養生所で活躍した町医者です。

円山先生から後輩学生に向けてメッセージをいただきましたので、ご紹介します。



 この度「赤ひげ功労賞」を頂けたのはひとえに杏林大学の教育の賜物です。学生時代にはその真意は理解できずに遊び惚けていましたが、町医者は日頃の診療だけでなく、患者さん個人の身の上相談まで受けます。患者さんが自分の家族だったら、自分自身だったら何が最善か、まさに、「眞・善・美」の精神で対応しています。
 杏林大学の救急医学や第3内科、東京都老人医療センターで学んだこと、体験したことすべてが、離島での医療に役立っています。
 在学生の皆さん、あらゆる経験・見学を惜しまないで下さい。さらに、私たち医師は、見識はもちろん体力勝負です。クラブ活動なり、自主運動なり体力増進にも努めてください。
 強靭な身体に「眞・善・美」の心を持ち、「杏林」に育っていくことを心より応援申し上げます。

2022年5月17日 円山忠信



円山忠信先生が離島の診療所で活躍されている様子は、杏林大学新聞24号で紹介しています。




2022.5.18