6月3日に大阪府立国際会議場で開催された第64回日本老年医学会学術集会で、本学付属病院 高齢診療科 宮本孝英医員が発表した「体組成と高齢者誤嚥性肺炎」演題が、会長奨励演題賞を受賞しました。
本演題は、肺炎発症高齢者と非発症者の体組成に焦点をおいた研究報告です。現状では、肺炎発症を体組成の観点から調査した研究報告はごくわずかです。今回の報告において、誤嚥性肺炎発症は認知機能には非依存性でむしろBMI(Body Mass Index)依存性に、発症に関連する体組成因子が異なることを報告しました。
宮本医師は高齢診療科 神﨑恒一教授や指導教官と検討を重ね、発表の準備を行ってきました。
受賞した宮本医師は、「誤嚥性肺炎診療の中で取り組んできた研究発表に対して賞をいただき、大変光栄です。本研究を支えていただいた教授、指導教官、御協力いただきました教室員の皆様に感謝申し上げます。今後もより良い研究ができるよう、研鑽を重ねて参ります」とコメントしています。