医学部6年生の堀江 宗さん、宍戸カンナさんが、第120回日本内科学会総会「医学生・研修医のことはじめ2023」で優秀演題賞を受賞した「上部消化管内視鏡所見を契機に診断された胃梅毒の1例」が、杏林医学会誌54巻4号に掲載されました。医学部生による論文受理は初めてとなります。本論文は消化器内科三浦みき助教と平塚智也医員の指導の下、二人で協力して執筆されたものです。二人のコメントをご紹介します。
<堀江さんのコメント>
今回執筆した胃梅毒の論文は、2023年4月に学会で発表した症例であり、学会発表とはまた違った視点からのデータ収集や学術的文章の書き方に大変苦労しました。そのため作成に行き詰まることも多々ありましたが、久松教授や三浦先生を始めとする多くの先生方に手厚くご指導いただき、進めることができました。
また今回の症例である胃梅毒は、梅毒が急増している近年において医学的に非常に重要なトピックであり、そういった社会問題に触れることができた点においても、やりがいを感じることができました。今回得た経験を今後の論文作成や学会発表にも活かせるよう、日々励んでいきたいと思います。
<宍戸さんのコメント>
学会発表した症例を論文にするという貴重な経験をさせていただきました。関連情報の収集やそれに沿って考察を展開していくだけでなく、言葉遣いや論文の一貫性など、発表とはまた違った部分に難しさを感じることも多々ありましたが、久松教授、三浦先生を始めとする諸先生方に大変手厚くご指導いただき、この度杏林医学科会雑誌に掲載していただくことができました。
学生のうちからこのような貴重な経験をさせて頂いたことは、今後の大きな糧になると感じております。今後もこの経験を元に何事にも貪欲に取り組んで参ります。
*掲載された論文は【こちらから】
今後のさらなる活躍を祈念しています。