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医学部顕微解剖学教室 秋元義弘教授の最終講義を実施

 本年3月で退任を迎える秋元義弘教授の最終講義が、2月20日(火)18時より、三鷹キャンパス大学院講堂で行われました。講義のタイトルは「形態学的研究法」で、秋元教授の担当する大学院医学研究科の講義でしたが、大学院の受講生以外にも、医学部の学生や教職員のほか、他学部や学外からも秋元教授と親交のある研究者が多数ご来場されました。

 講義で秋元教授は、光学顕微鏡、電子顕微鏡を用いた多様な研究手法について説明され、その具体例として、これまでの研究で用いた手法と研究成果について紹介されました。秋元教授はこれまでに、動物体内に存在するレクチン(糖と結合するタンパク質)であるガレクチンや、O-GlcNAc(O結合型Nアセチルグルコサミン)と呼ばれる糖鎖による核・細胞質タンパク質の修飾、その他さまざまな研究対象について、その詳細な局在や機能を形態学的なアプローチにより解明してこられました。また、それぞれの研究の過程では、学内外の多くの共同研究者の方々との貴重な出会いがあったことが紹介されました。

 講義の最後に、形態学研究での大切なポイントとして、研究目的にあった手法を用いること、対照実験の重要性、そして結論を得るにはたくさんの写真を見る必要があることを強調され、講義を終えられました。
講義終了後には、秋元教授に感謝の言葉とともに花束が贈呈されました。
 ご来場の皆様には、ご多用のところご参加いただきまして心より感謝申し上げます。


2024.2.26
医学部 顕微解剖学教室・電子顕微鏡室