保健学部リハビリテーション学科 理学療法学専攻 松村将司講師が2月28日(水)に青梅市長淵市民センターで「もう、転ばない!ふらつかない! めまい・ふらつき改善に必要な運動を知ろう」と題した講演会を行いました。
青梅市の市民団体「調布ことぶき大学」からの依頼で、60歳以上の市民を対象に開催されたこの講演では、「人はどうやってバランスをとっているのか?」「めまい・ふらつきはなぜ起こるのか?」について解説しました。さらに30名弱の参加者とともに、めまい・ふらつきを予防改善し、転倒予防するための運動を実践しました。理学療法学専攻3年の学生5人も参加者の方に運動の指導や介助などを行いました。
講演会では、転倒に気をつけながらその場で楽しそうに身体を動かす参加者の姿が見られました。また、学生とも笑顔で交流しており、学生にとっても得るものが多い体験となりました。参加者からは「“ながらで”もいいから継続して運動するのが大事だね」「転んで怪我をしないように、しっかり運動を続けます」などの感想が聞かれました。
松村講師は、「加齢によってバランス能力はどうしても低下してしまいます。参加者の方にも転倒し骨折を経験している方がいましたが、できれば転倒しない身体を作っていきたいものです。そのためには適切な運動を継続していくことが必要となります。1年ぶりの開催となりましたが、元気に運動している参加者の姿を見るとこちらも嬉しくなります。今後も地域のニーズに応えていきたいと思います」と話しています。