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看護養護教育学専攻 古川講師と学生等が避難所で心身の健康を保つアクティビティを実施

 保健学部看護学科看護養護教育学専攻の古川美和講師は、災害時に地域住民が互いに助け合い、救護活動や心身の健康を維持するための活動支援を武蔵野市で行っています。協働しているのは、武蔵野市中央地区商店連合会の多世代交流の場「むチューいきいきサロン」です。サロンを運営するむチュー事務所は、地域住民や高齢者の健康維持や介護予防などを行う団体として、武蔵野市から運営補助の認定を受けています。
昨年3月に行った市民向けの応急救護体験に続き、今年2月3日と3月2日には、避難所で住民同士が助け合う共助力を高め、子どもから高齢者まで心身の健康維持を行うためのアクティビティなどを実施しました。

 今回の活動では、1月に発生した能登地震の事例を参考に、コミュニティナースの荒井芳紀氏が、医療救護活動のトリアージ(救護の優先順位)基準を説明し、ポリ袋を活用した熱傷の応急処置や風呂敷を活用したリュックサックの作り方などを実演した他、本学古川講師が災害の経験と避難所での生活が心身に与える影響や、子どもの心のケアのための遊びの大切さについてレクチャーしました。
 ボランティアで参加した看護養護教育学専攻3年生と4年生の計5人は、全体のプログラムをサポートするほか、自分達で企画した避難生活でのエコノミー症候群の予防方法のレクチャーを行い、一人ひとり参加者をサポートしながら、足の運動などを行いました。子どもから高齢者まで延べ28人の参加者は、学生達と楽しそうに言葉を交わしながらアクティビティを体験しました。
 参加した学生からは、「自然に笑顔になる参加者を見て、被災時に子どもから高齢者まで人々がつながることの大切さを実感した」などの感想が聞かれました。
 古川講師は、「学生達は臨床実習等での学びを活かし、子どもから高齢者まで、目線を合わせて声掛けをしながら、アクティビティを補助することができました。子どもから高齢者まで誰一人取りこぼされない災害時の救護のため、こうした活動を今後も地域社会と連携して、持続的に展開していきたい」とコメントしています。

わかりやすく紙芝居でレクチャーする学生

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子供から高齢者迄楽しめるアクティビティの実演

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2024.3.18