3月18日(月)から22日(金)にかけて海外臨床実習に参加予定の医学部5年生を対象とした臨床医学セミナーが行われました。セミナーは例年通り、カリフォルニア大学デイビス校(UC Davis)のGeorge Meyer教授をお招きし、指導していただきました。
各学生がこれまでの臨床実習で経験した症例の中から選りすぐった1例をプレゼンし、それを元にMeyer教授が参加者全員を巻き込んでディスカッションを展開していく形式の症例検討会を全て英語で行いました。内科各科と小児科の30症例を5日間かけてじっくり吟味するという中身の濃いセミナーでした。
参加した学生からは、「George Meyer先生のセミナーでは、病歴と身体所見から想起される病態を考えるという過程を繰り返しました。1週間で自分自身の成長を感じることができました」「特に、『英語でMeyer先生に質問をする』ことは、1年前の自分からは考えられない程の成長と感じています」という感想が寄せられました。
学生たちは5月以降、下記の施設に分かれて海外臨床実習に臨みます。
・カナダ トロント大学
・アメリカ ニューヨーク大学・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校・クリーブランドクリニック・エバンストン病院(シカゴ)
・中国 北京大学
・台湾 国立台湾大学・国立成功大学
・フィリピン デラサール大学・サントトマス大学
・イタリア フィレンツェ大学
・フランス クレルモンオーベルニュ大学
・イギリス サウサンプトンのGPクリニック
成功体験は学生のモチベーションを向上させ、学生は更に成長することになります。事前研修に続いて海外臨床実習そのものも成功体験とすることで学生たちがどれだけ飛躍することになるのか、非常に楽しみです。