杏林大学医学部消化器内科学が参加した中等度から重症の潰瘍性大腸炎に対するリサンキズマブの寛解導入・維持試験の結果が、Journal of American Medical Association(JAMA)に2024年7月に掲載されました。JAMAはThe LANCET、NEJMと並ぶ世界3大医学雑誌の1つです。
学術誌には、久松理一教授が共著者として、斎藤大祐講師がStudy Groupメンバーとして掲載されています。国際共同試験では、指定難病である潰瘍性大腸炎に対する治療法の有効性を2018年から2022年にかけて、ランダム化比較試験で検証し、医学的な有効性を証明しました。
この試験結果を受けて、日本でも潰瘍性大腸炎に対するリサンキズマブ(医薬品名スキリージ)を用いた治療法が承認され、今年6月から保険診療が適用されています。