受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

医師への決意新たに 第10回医学部白衣式を挙行

 医学部白衣式が11月9日三鷹キャンパス松田進勇記念アリーナで行われ、4年生104人に白衣が授与されました。
 白衣式は、臨床実習に臨む学生たちが白衣に袖を通し、誓いの言葉を唱和して良き医師になることを誓うもので、1993年に米国コロンビア大学でホワイトコートセレモニーとして始まりました。

 式典では始めに渡邊 卓学長が「これからは病院という医療の現場で学ぶという、今までとは異なった環境での勉学となります。大切なのは、誠実に真摯に学ぶ姿勢を持って患者さんに接することです。自ら進んでさまざまな医療関係者から貪欲に学んでほしい。この白衣式を機に、皆さんが医師になろうと決意した志を改めて思い起こし、そのうえで良き医師を目指して一層努力する決意を新たにしていただきたい」と祝辞の言葉を贈りました。

 平形明人医学部長は、「病院内で白衣を着るだけで、人の見る目が変わります。白衣を着ることは献身的に奉仕する医師であることを宣言し、自分自身で責任を持つこと。この機会に自分の理想の医師像を考えてください。Doctorは「教える」という意味のラテン語に由来してします。患者さんや後輩、同僚、看護師などの医療チームと共に教えあい、お互いを高めあう存在になってください。また、患者さんが安心して悩みを打ち明けられるよう敬意をもって接し、相手の気持ちを汲み取るコミュニケーション力も必要です。挨拶や礼儀、身だしなみを習慣づけ、医師として信頼される態度を示してください。一日一日を大切に積極的な学習を積み重ね充実した臨床実習となることを祈念します」とはなむけの言葉を述べました。

 また、医学部同窓会の森 秀明会長は、「実りある臨床実習を行うためには、これまでの学びをいかし、学生同士で協力し、さまざまな医療職、特に患者さんから謙虚に学ぶ姿勢が大切です。健康に留意して初志貫徹してください」と励ましの言葉を贈りました。

渡邊学長

渡邊学長

平形医学部長

平形医学部長

森医学部同窓会 会長

森医学部同窓会 会長

 このあと学生一人ひとりに白衣が授与され、家族や教職員が見守るなか、学生たちは壇上に上がり、胸に「KYORIN UNIVERSITY FACULTY OF MEDICINE Clinical Clerkship Student」と記されたワッペンと個人の名前が刺繍された白衣を先生たちから着せてもらいました。

 白衣授与の後には、医学教育学教室の赤木美智男客員教授が特別講演を行い、臨床実習の意義について「実体と言葉を繋ぐこと、共通性と個別性を見出す努力をすること、人が病むとはどういうことかを実感すること、診療技能を修得すること、医のプロフェッショナリズムを学ぶこと」と、自らの臨床経験を交えて語りました。

 最後に白衣を身につけた学生全員が、臨床現場に臨む者としての決意をこめた誓いのことばを読み上げ、式典は終了しました。

赤木客員教授による特別講演

赤木客員教授による特別講演

誓詞唱和

誓詞唱和

医学部管弦楽団による演奏

医学部管弦楽団による演奏

2024.11.13