大手企業や上場企業を目指す学生向けの就職対策講座が9月27日に開かれ、大手企業に勤務する本校の卒業生から働きがいや就職活動当時の話を聞きました。
連続講座の5回目にあたるこの日の講座には25人の学生が参加し、大手電機メーカーに勤める2017年外国語学部卒と大手不動産管理会社で働く2021年総合政策学部卒の2人の先輩が講演を行いました。このうち不動産管理会社の先輩は、今の会社を選んだのは、客と長期間にわたって付き合うことができて頼ってもらえる仕事ができるからだと紹介した上で、周囲の言葉だけでなく、自分が何をしたいか先のことも考えて会社を選ぶことが大切だと述べました。また、電機メーカーの先輩は、大企業は多様な人材が揃い、世界を相手に仕事をしているが、その中でも、難しい企業間の調整ができた時にはやりがいを感じると語り、大きな組織でも自らの果たす役割が実感できていることを強調しました。
この後、2つのグループに分かれて座談会が行われ、学生からは大手企業の就職試験対策について質問が相次ぎました。2人の先輩は、「ちょっとでも興味がある会社があれば早めに動いて、間に合わないという事態だけは避ける」「この会社は違うと判るだけでもいいので、幅広く多くの会社を見る」「投資家向けの報告書を読むと企業のことが良く分かる」「企業文化やワークライフバランスからも無理なく安心して働けるかチェックする」などとアドバイスしていました。
講座の後、学生からは、「講師が卒業生なので、同じ環境での就職活動の話が聞けて参考になった」「どんな人が大手企業に内定するのかが判った」「周りよりも早く行動に移ることが大切だ」などという感想が聞かれました。
大手企業就職対策講座は、11月まで行われ、面接に向けてコミュニケーション力を磨く「プロによる話し方」講座や企業の採用担当者が本音で語るパネルディスカッションが予定されています。