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[海外研修]オックスフォード研修(2018/3/1〜3/19実施)

2017年度 オックスフォード研修に参加した学生の体験記を紹介します。

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外国語学部中国語学科 松倉 佳穂

 たった19日間の研修でしたが、行くのと行かないのとでは、やはり差があると感じました。この9日間、午前と午後でみっちりと授業が組まれていたことと、ホームステイ先でも英語しか使えない環境になっていたことで、英語のリスニング力とスピーキング力が伸びました。もちろん文法的なミスはありますが、会話は成り立ちますし、なんと言ってもイギリス本場で受ける英語の授業は迫力が違いました。特に金曜日のディスカッションタイムとプレゼンの授業は一番スピーキング力をのばすきっかけとなりました。たったの19日間だけでしたが、研修に参加する前よりも参加した後の方が確実に英語の力が伸びたと実感できますし、特に英語でプレゼンをする自信が付いた点と誰とでも英語で話せるようになった点は、今後社会に出た時に活かせると感じました。また、研修先に中国から留学に来ている方もいたため、お昼休みの時間帯は彼らと中国語を使って会話をする機会があり、中国語の練習もできました。
 研修先の午前の授業では大きく分けて文法をやる授業とアクティビティ&プレゼンをする授業の2タイプの授業がありました。私は文法を学ぶのが苦手なので文法の授業は苦痛でしたが、なんとか歯を食いしばって頑張りました。それに対して、アクティビティ&プレゼンの授業では能動的に受けることができ、楽しく英語でプレゼンすることができるようになりました。
 また、午後の授業はジョン先生の授業で、2コマのうち1コマは毎回外出して授業で学んだ建造物がある場所へ赴き、実際に自分の目で見て歴史に触れるものでした。雪の日は寒くて辛かったのですが、ジョン先生の授業を通して、特にイギリスの建築の歴史と文学に対する知識を深めることができました。非常に興味深い授業内容で、インパクトがありました。
 他にも授業の一環として、世界トップクラスのオックスフォード大学の学生であるスザンヌさんと実際にお会いして意見交換をする機会があり、素晴らしい方と実際に英語で会話することができて感激しました。そして、スザンヌさんが実際に学んでいるジーザスカレッジにも案内してくださり、私にとって忘れられない思い出となりました。
 ホームステイ先では、ホストマザーがきれい好きな方だったので、お家の中は非常に快適でした。週末にはホストファミリーと共にスーパーまでお買いものに行ったり、一緒にお茶に行ったりしました。ホストマザーもホストファザーも責任感があって、親しみやすい方で本当に良かったです。実は私は重度の犬恐怖症だったのですが、犬を飼っているホームステイ先になってしまい、始めのころは恐怖しかありませんでしたが、ホームステイ先の犬はちゃんとしつけがされている犬で、飼い主の言うことをよく聞き、ホストファミリーの協力もあって、結果的に英語が上達する前に犬恐怖症が治りました。気が付いたら、いつの間にか帰宅後にホームステイ先の犬であるReggieと毎晩遊ぶのが習慣になっていました。今では決められていたホームステイ先にステイして本当に良かったと思います。
 私にとってオックスフォード研修は犬恐怖症を克服する機会をくれた研修であり、英語でプレゼンをする力をつけてくれた研修であり、英語と中国語の力を伸ばしてくれた研修であり、イギリスの建築や文学に対して理解を深めることができた研修でした。もし、オックスフォード研修に参加するかしないかで悩んでいる方がいましたら、私は絶対に短期でも参加することをお勧めします。オックスフォード研修は語学力と精神力を鍛えさせてくれる研修だと私は思っています。
 当初、今回の研修の実施が危ぶまれていましたが、UTSの方々のお力添えもあり、今回もオックスフォード研修が実施されることとなりました。この研修の機会をくださった杏林大学、引率してくださったスノードン先生、UTSや学校のスタッフの方々に感謝しています。本当にありがとうございました。