2019年11月16日(土)外国人留学生を対象とした群馬方面への校外研修が行われました。
本研修は東京近郊の様々な観光名所・史跡・文化施設への訪問や見学・体験学習を通して、外国人留学生に日本についてより深く知ってもらうとともに、支援要員として参加する日本人学生とも交流を深めてもらうことを目的として毎年国際交流課が開催しています。
今年は秋晴れの中、外国人留学生30名、日本人学生6名、引率2名の計38名が参加し、陶芸体験と2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場を見学しました。
陶芸体験では、山々に囲まれた大自然の中で土を捏ね、自分が好きな形に仕上げていく過程を楽しみ、出来上がった陶器はそれぞれの自由な発想から生まれる独創的なものとなりました。
昼食後、富岡製糸場へと移動し、歴史的な設備、建造物を見学しました。学生たちは、富岡製紙場が明治5年(1872年)に日本で最初の官営模範工場として誕生し、ヨーロッパと日本の技術が融合してできた世界最大規模の製糸工場だということを知り、百数十年の時を経た今も圧倒的な存在感を放っていることに感動している様子でした。
校外研修に参加した学生からの感想を一部紹介します。
(外国人留学生)
富岡製糸場の内部は壮観で、繰糸機からは当時の工業の発展が見られました。美しい景色、初めての陶芸体験、歴史に富んだ製糸場を見て、とても楽しい校外研修でした。
陶芸体験では、世界で唯一の自分だけの陶器を作ることができ、ワクワクして嬉しかったです。これからも機会があれば、日本のいろんなところに行き、自分の知らない日本の新しい魅力を発見したいと思います。
東京以外の場所への初めての旅行で、とても楽しみでした。バスガイドさんのお話し、生で見る富士山、サービスエリア、陶芸体験、富岡製糸場など、どれも初めて経験ばかりでした。一見、中国とあまり変わらないと感じるのですが、細かいところまで見ると日本のホスピタリティーを深く感じました。
(日本人学生)
陶芸体験では外国人留学生たちが器用に作っていることに驚きました。日本人でもなかなか体験できることではないため、外国人留学生たちにとって楽しい体験になったのではないかと思います。外国人留学生たちととても楽しい時間を過ごすことができました。
「留学生として参加していたら」と考えてみると、ガイドさんがいて、日本人とともに自分では行けないような場所に行くことができる機会があるのは有難いことだと思いました。自分も海外留学中に今回と同じような旅行がありましたが、本当に素敵な思い出として心に残っています。留学生にとっても「楽しい留学生活」の1ページとして思い出に残るものとなっているとよいと感じました。