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[海外研修]テキサスA&M大学日本語教育インターンシッププログラム(2017/2/19〜3/7実施)

2016年度 テキサスA&M大学日本語教育インターンシッププログラムから帰国した学生の体験記を紹介します。

渡航期間:2017.2.19~2017.3.7
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外国語学部観光交流文化学科 加瀬 優美


 約2週間テキサスで日本語の授業に参加した。日本語の授業を選択している学生は意外に多く、その理由は日本の文化・アニメに興味がある、親戚に日本人がいるなどであった。日本語のクラスは1年生3クラス、2年生2クラス3年生1クラスで約20人が授業を受けていた。1年生は主に英語で授業を行い、授業中は先生と学生、学生同士が英語で会話する声が多く聞こえた。授業では多くの場合はじめに単語をそれぞれ英語から日本語、日本語から英語に訳す15問の小テストを行い、その後前回の宿題の確認と文法の復習、新しい漢字と文法を学ぶ。1年生への漢字の教え方が日本とは違い個性的で面白い印象を受けた。2年生と3年生は主に日本語で授業を行い、授業中ほとんど英語は使われなかった。1年生と同様に、はじめに単語を英語から日本語、ひらがなを漢字にする5問ほどの小テストが行われていた。また2、3年生は自ら積極的に日本語を使おうとする学生が多く見られた。
 日本語の授業以外では、平日は毎日日本語会話テーブルを行った。はじめのうちは決まって同じ学生が来ていたが、授業を重ねるごとに普段の授業で控えめにしている学生も会話テーブルを訪れ、日本語を話そうとする気持ちが感じられて嬉しかった。
 最終日に2年生2クラスと3年生1クラスで模擬授業を行った。学生は授業に積極的に参加してくれている様子だった。
 日常生活ではA&M大学の近くにあるLaQuintaホテルに滞在した。ホテルには朝食がついており、シャトルバスを頼むこともできた。ホテルの部屋に洗濯機がないため日本語のクラスで仲良くなった学生に近くのコインランドリーまで連れて行ってもらった。基本的にホテルの設備はよく過ごしやすかった。
 休日は日本語のクラスの学生が車でスーパーやモールに連れて行ってくれて楽しく過ごすことができた。

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外国語学部観光交流文化学科 秋元 裕太

 今回のインターシップは日本語を学んでいる外国人の学生達を手伝うプログラムでした。主な活動内容は1年生から3年生のクラスを回り、漢字の書き順を教える、学生が考えた質問に答える、日本語の会話の練習パートナーになる事などです。
 授業最終日には2年生と3年生のクラスで模擬授業を行い、レストランで店員が使う丁寧な言葉を教えました。最初に日本のレストランや食事のマナーについてのクイズ、レストラン会話のデモンストレーション、言葉の練習、会話の練習の順番で授業を行いました。2週間生徒達と一緒にいたこともあって、あまり緊張せずリラックスした気持ちで授業を行えました。1月にアジア、アフリカ語学院で同じ授業を行いましたが、その時より上手くやれたと手ごたえを感じました。
 今回のインターシップは外国人に日本語を教えるものでした。しかし私はそれ以外に日本とアメリカの大学の違いを学びました。例えば日本では大学は1つの学校のものだが、テキサスA&M大学は大学が町全体として成り立っていました。また外国人と多く話をして日本人とは違う考え方をしていたので、そういう考え方もあるのかと勉強になりました。
 今回のインターシップは自分の人生に大きな影響を与えてくれました。自分の長所や改善すべき点が見えたと思います。この経験を生かして大学生活を送り、将来的にはアメリカの大学で勉強したいと考えています。

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外国語学部観光交流文化学科 中村 玲来

 Texas A&M大学では日本語のクラスが3学年に分かれており、日本語1年生は英語で授業を進めるスタイル、日本語2年生は基本的には日本語で授業を進めるがあとから英語であらためて説明するスタイル、日本語3年生は完全に日本語で授業をし、わからなそうな反応があっても、日本語を易しくし例えなどを交えながら説明するスタイルだった。
 個人的に最も驚いたのは、日本語1年生に対する漢字の教え方だった。漢字は構造も複雑で日本語話者である私たちも書くことが出来ないこともある。しかし思ったよりも学生は多くの漢字を知っていたため、どのように学習しているのか不思議に思いながら授業に参加した。授業内では漢字のパーツを何かに見立て説明していた。例えば「読」という漢字は、左側は”to say”、右側は、上から”gentleman”、”crown”、”human legs”とあらわす。「貝」は”eyes”と”animal legs”。少しの見た目の差も物に例えることで、わかりやすく覚えやすくなっているのだなと驚いた。
 日常生活では、車社会のアメリカで買い物や食事に困るかと思ったが、現地の仲良くなった学生のおかげで毎日平日だけでなく休日もまったく困ることがなく楽しい2週間を送ることができた。ホテルに洗濯機はなかったが、現地の学生に相談したところ、ウォッシュバーガーというランドリーとハンバーガー屋が一緒になった店があり行くことができた。