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[海外研修]テキサスA&M大学日本語教育インターンシッププログラム(2019/2/17〜3/4実施)

2018年度 テキサスA&M大学日本語教育インターンシッププログラムから帰国した学生の体験記を紹介します。

渡航期間:2019.2.17~2019.3.4
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外国語学部中国語学科 松倉 佳穂


 今回の日本語教育インターンシッププログラムは普通の研修や語学留学とは異なり、テキサスで日本語を学んでいる学生に日本語を教えるというプログラムであったため、これまでに参加した研修とはひと味違うものでした。はじめは日本語クラス102、202、302の授業に参加し、テキサスの学生の皆さんとともにグループワークをしました。アダムス先生とワー先生の授業を間近で見ることにより、日本語学習者に対しての指導の仕方を学ぶことができた上に、日本語学習者のリアルな反応を知ることができたことは私にとって大きな収穫となりました。またConversation Table(杏林でいう日本語サロン的なもの)では、様々なタイプの学生の方が来てくれたことで話が大いに盛り上がり、テキサスの学生の皆さんと絆を深めることができました。
 最終日には3回ほど模擬授業をしましたが、ほぼ予定通りに授業を進めることができて良かったです。また日本ではいつも受身的に授業を受けていた私ですが、今回のプログラムでは実際に自分達の手で教案やパワーポイントの準備をし、模擬授業をさせていただいたことで、教える立場の気持ちを知ることができました。他にも内容が簡単すぎるという学習者もいれば、難しいという学習者もいて、学習者一人一人のレベルに合わせて授業をすることの難しさを知りました。今後は改善すべき点は改善していき、より良い授業を展開していけるよう精進していきたいです。
 TAMUには6万人を越える学生が在籍しており、大学の敷地面積も全米トップ5にランクインするほど広大で、MAPを見ながら歩かないと迷子になってしまうほどでした。授業でキャンパスツアーが催され、テキサスの学生の皆さんがキャンパス内を案内してくださいましたが、大学の中にはモダンな建物と洋風な建物が隣接しており、日本の大学ではなかなか見ることができない景色が広がっておりました。短い間ではありましたが、このような場所に身を置くことができて本当に良かったです。
 中国からの留学生も多くいたため、彼らと中国語で話し交流を深めることができ、中国語を勉強していて本当に良かったと思う瞬間が多々ありました。週末には友人とショッピングモールへ行ったり、友人のアパートへ行って遊んだりしましたが、「もっと英語ができたら良かったのに」と思うような出来事に遭遇することも多々あったため、今後はもっと英語の勉強もしていきたいと思いました。またテキサスでは車がないと不便なのですが、毎日車を所有している友人の誰かが車に乗せてくれ、いろいろな場所へ連れて行ってくれたため、楽しく過ごすことができました。お世話になった友人の多くが5月に杏林へ来る予定でいると聞いているので、次に彼らが東京へ来た際に恩返しができればと思っています。

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外国語学部英語学科 野村 愛華

 TAMUでの日本語の授業は、初日に皆と自己紹介しあう事から始まり、毎日授業の内容に沿って話し合いをすることによって生徒との交流を深めることができた。そのおかげか最終日の模擬授業ではあまり緊張せずに出来たように思える。クラスは3年目のクラスの人でも全く日本語がわからない人もいれば、1年目で3年目のクラス以上に話せる人もいた。また話せても読み書きが苦手だという悩みを持つ生徒がとても多かった。
 杏林での英語サロンに当たる日本語テーブルには大体毎日同じ生徒が来ていた。最初は仲が良い生徒や元から知り合いだった生徒ばかりが来ていたが、2週目からは先生がテーブルに行くように促してくれたため、新規の生徒がたくさん来るようになった。日本語テーブルでは宿題の手伝いをしたり、簡単な会話をしたり、日本のアニメを見たりした。
 放課後や休日は現地で仲良くなった生徒やパートナーが様々な場所に連れて行ってくれた。身の回りで困ったことがあれば解決しようとしてくれるし、娯楽施設も楽しませてくれた。飲食店での注文の仕方やチップ、カードの使い方など、隅から隅までサポートしてくれたので何一つ不便がなかった。総括して、良い研修になったと言えるだろう。

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外国語学部英語学科 櫻井 悠貴

 今回の研修を通して授業に参加させていただいたり日本語を教えていくなかで、日本語をだれかに教えるおもしろさや日本語と日本の文化とのつながりについての認識も深めることができた。授業は一コマ50分で102のクラスの先生は主に漢字や言葉を教えてられていた。202や302のクラスの先生は日本語の文法について教えてられていた。インターンは2週間、授業に参加して先生の補助をしたり現地の生徒と会話をして日本語や日本の文化について教えた。日本語のクラスではあるものの英語でコミュニケーションをとることを必要とされる場面もあったので英語を話せて損はないと思う。
 アメリカに行く前に自分はどうしても銃社会であることやコミュニケーションの取り方などが不安で、出国の1週間前はほとんど眠れなかった。だが実際に現地に行ってみるとカレッジステーションで暮らしている人々はみな親切で生活しやすく、逆に2週間があっという間だったように感じた。もちろん2週間銃の存在や日本よりも治安の悪いといったこたを忘れたことはなかったが、それらを忘れてしまいたいくらいにカレッジステーションの人々は温厚な人ばかりであった。この研修は日本語を教えることに興味がある人はもちろん、アメリカの文化を知りたいという人にも勧めたい研修だ。来年も杏林大学からTAMUに行く生徒がいればいいなと思った。