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2022年度秋出発 チチェスターカレッジ 留学体験記

体験記


外国語学部 英語学科
2年 石井 望実
渡航期間:2022.9~2023.2



 私はイギリスのチチェスターカレッジに約半年留学した。留学といえば、語学力を高めることや国際交流を通して異文化の理解を深めることが思い浮かぶだろう。それらの代表的な経験を私も5か月の間沢山経験した。

 語学面では、英語の技能の得意な部分に自信をつけ、苦手な部分を授業内外でなくすことを、英語に囲まれている環境でTry and Errorを繰り返すことでできた。周りはほとんどがレベルの高いクラスにいる他国の学生であるため、彼らに追いつきたいという目標ができモチベーションになった。更に、彼らとコミュニケーションをとるようにしていると、日本人だけではなくほとんどの留学生はそれぞれ得意・苦手な英語技能があり、そのような彼らとペアワークやグループワークを通して互いの苦手を補い教え合ったことで、より効果的な語学学習ができたと感じている。

 異文化交流という面では、日本人含めアジア圏やラテンアメリカの学生もいたが、イギリスということもあってヨーロッパからの留学生も多く、遠く離れた国々の全く触れたことのない文化を互いに教え合って共通点を見つけたり、違いを確認したりすることができた。
 また、寮で出会ったイギリス人の学生との間で音楽という自分の趣味と相手の夢でつながりができ、一番の友達になった。学生だけでなく、先生方もイギリスの文化を教えてくださったため、ホームステイの代わりに知りたいイギリス事情を得ることもできた。私は高校生の頃から異文化交流に興味があったためこの経験はとても楽しく大切なものになった。それと共に、彼らが自国や日本についてよく知っているのに対して、私は日本や外国について知らないことが多いと気づき、もっと知識を増やしたいと思うきっかけにもなった。
 これらの代表的な経験のほか、私にとっては留学中にできる一人の時間が大切だったと感じている。アルバイトや通学に時間をかける必要がなかったので、友達と過ごしても暇ができてしまう。しかし、その暇な時に、時間をかけてこれまでの自分について振り返り、これから何をしたいか考えることができた。それに加え日記をつけ始めたが、毎日どんなことがあったか、何を感じたかを少しでも日記に残しておくことで、留学中の気持ちの浮き沈みの波を自分でコントロールすることができた。そのことから振り返ってみると、留学には「自分の時間が十分にある」という特長もあったのだと思っている。 



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体験記


外国語学部 英語学科
2年 木村 陸

渡航期間:2022.9~2023.2


 私はイギリスのチチェスターカレッジに5か月半留学していました。この5か月間は全てのことが新鮮で、非常に刺激的でした。
留学生活のはじめの方は、まるで映画の中で生きているような感覚で、慣れるまでに時間がかかりました。日本の文化とは全く違う町の風景や、食事、言語など、慣れる必要があることがたくさんあったため、度々ホームシックになる苦しい時期もありました。それでも半年近く経った頃には、イギリスの生活に慣れることが出来ました。

 私はイギリスの家庭の習慣や文化を体験したかったため、ホームステイを選びました。私が滞在した家庭では頻繁に紅茶を飲み、家庭的な食事を提供してくださったので、現地の人の生活習慣を体験することが出来ました。また、フレンドリーな家族であったため、様々な面で私を助けてくれました。現地の人しか知らないチチェスターの良い場所やイギリスの観光地などを教えてくれたおかげで、生活がより充実したものになりました。そして、家庭内で英語を話すため、スピーキングの上達の助けにもなったと感じています。しかし、もちろん良い面だけではなく、苦労した面もありました。それは、家族のルールや生活リズムに合わせなければいけないことです。毎日の食事の時間や食べるものを選べないこと、夜遅くにシャワーを浴びられないこと、洗濯する曜日が決められているため自由に洗濯できないことなどに、適応しなければいけませんでした。特に食事に関しては基本的に手料理は出てこなかったため、ほとんどのものが美味しいとは思えませんでした。健康に気を配り手料理を味わえる家庭もあれば、全く逆の家庭もあるため、ホームステイの環境は家庭ごとで大きな違いがあることが分かりました。
 
 私が留学した時には、非常に沢山の日本人が居たため、クラスの半数以上が日本人でした。そのため、自分で英語を話せる環境に身を置こうと努力することが英語を上達させる為には重要でした。私は自分から積極的に他の国からの留学生と交流したり、現地の人が行っている食事会のようなものにも参加し、英語をたくさん話すこと意識しました。この行動が英語の上達を大きく助けたと感じています。そして、日本人の友達に加え、沢山の日本人ではない友達も作ることが出来たので、充実した日々を送ることが出来ました。また、沢山の場所を訪れ、日本では見られない景色や建造物を見ることが出来ました。イギリスには美しい自然の風景や、歴史のある美しい建造物がたくさんあり、そこに惹かれたことがイギリスに留学する理由の一つだった私にとって、非常に良い体験でした。

 日本では当たり前のことがイギリスでは当たり前ではないため、度々フラストレーションが溜まったり、苦しんだりすることがありましたが、それらを克服してきた経験を経たことによって、留学する前よりも語学力、精神力共に成長できたと感じています。