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北京語言大学からの留学生の体験記

北京語言大学 陳 芸天
留学期間:2023.4~2024.3

私にとってこの一年間は早くも遅くも感じました。それは初めての外国で多くの体験をしたからです。北京語言大学と杏林大学のおかげで、日本に来ることができました。
私は小さい頃から鉄道ファンで、日本の鉄道をきっかけに日本に興味を持ちました。北京語言大学から杏林大学への交換留学は、コロナウイルスの影響で4年ぶりとなりました。初めての外国生活に期待をしていましたが、先輩から得られる情報や経験談が少なく、不安と緊張が高まっていました。しかし来日してみて不安や緊張はなくなりました。日本人スタッフは親切に案内してくれて、入寮した際には管理人とアシスタントが生活のことを詳しく説明してくれました。
普段の授業では、先生のきめ細やかな指導のおかげで、より自然な日本語表現や論文の作成方法などを身に付けることができ、ひいては、日本語に関する自分の研究対象を明らかにすることができました。それだけではなく、杏林大学でできた友達、語学サロンの先生方、書道部の皆さん...杏林大学で出逢った一人一人から助けてもらいました。
勉強以外では、私の趣味である鉄道をめぐって日本中を旅しました。例えば去年の夏休みには、JRの一万円の乗り放題切符を使って、一週間で東北諸県と北海道を満喫しました。旅の宿はホテルではなくゲストハウスや民宿に泊まりました。そうすることでお金が節約でき、地元の人や外国人など様々な人と出会えました。北海道網走の民宿で案内表示の中国語への翻訳を手伝ってほしいと話しかけてきたオーナーさん、愛媛県で一緒に星空を見たドイツ人、滋賀県で突然私に話かけて案内してくれたおじいさん…世界中の人と話して、日本語と英語能力を伸ばすことができ、日本人の生活や外国人の目線からこの国を再認識できました。
また、日本の社会生活を体験するため、春学期が終ったあとアルバイトを始めました。杏林写真部が紹介してくれた合宿にも参加し、思いもよらなかった体験ができました。
交換留学で過した一年間は私にとって貴重な思い出になりました。杏林大学の皆さんに心より感謝いたします。これからも中日関係の発展のため、そして中国と世界の交流のために私の力を尽くします。
日本、またね。