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2023年秋出発 アデレード大学 留学体験記

体験記


総合政策学部 企業経営学科 
2年 佐藤 真心
渡航期間:2023.8~2024.2


 私は、アデレード大学の語学学校に半年間留学させていただきました。 

 私の留学の目的は、英語を学ぶことだけでなく、文化や価値観、考え方、生活の違いを学ぶことでした。オーストラリアのアデレードはぴったりな場所でした。
 私の地元である東京とは違い、高い建物が少なく空が広く感じられました。夜は上を見上げれば星がいっぱい見えて、海は青く、木々はきれいな緑で、ビーチは白く、自然が豊かな街でした。アデレードは都会ではなかったため、人もそこまで多くはありませんでした。アデレードの街にいる人は「仕事しているのかな?」と思うほど、カフェにずっといたり、ショッピングをしたり、自分たちの時間を大切にしていました。また急ぐことがないので、時間の流れがゆったりと感じられ、心が穏やかになりました。

 オーストラリアには様々な国の人が住んでいるため、アジア人の私が街を歩いていても違和感はありませんでした。私の通っていた語学学校はアジア圏の生徒が多かったです。中国や韓国、タイなどの友達ができました。留学を通して私に一番影響を与えたのはタイ人のTutor でした。タイではLGBTは当たり前だと教わったときには衝撃を受けました。また彼はジェントルマンで、行動の一つ一つに相手を思いやる気持ちが表れていました。会話をしていてもずっと褒めてくれて、些細なことでも気がついて助けてくれました。とてもかっこよく、尊敬する友だちの1人です。海外の人と話していると、他の国のことなど知らないことをたくさん知ることができます。新しい視点からの意見や、自分では気づけなかったようなことを聞くことで、自分を見つめ直す機会にもなり、とても有意義な時間を過ごすことができたと思っています。 

 私のホームステイ先は、オーストラリア出身の大家族の家でした。ホストマザーが作るご飯はおいしかったです。またマザーはとても優しい人で、私と一緒にできることを大切にしてくれました。例えば、会話をする時間を作ってくれたり、テレビを見たり、パズルをしたり、休日に家でゆっくりしたり、買い物に出かけたり、ビーチやキャンプ、ブランチに連れて行ってもらったりしました。クリスマスには留学生の私にまでまたくさんのプレゼントを用意してくれました。留学の一番の思い出はホストファミリーとの時間でした。家族愛がとても強くて、週末やイベントになるとみんな帰ってきてパーティーをしていました。家族の末っ子がう高校生だったため、一緒にパーティーに参加したりテレビを見たりご飯を食べたりと楽しむことができました。 
 
 この留学のおかげで自分自身大きく成長したと自分でも感じることができます。楽しいことだけではなく辛いこともありましたが、全てを含めて有意義な時間となり、あっという間の半年間でした。言葉に表せないほど楽しかったです。



 

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体験記



外国語学部 英語学科
川口 諒馬
渡航期間:2023.8~2024.2



 私は約6ヶ月間オーストラリア、アデレードにあるアデレード大学に留学していました。初めての異国の地ということもあり、生活していく中で楽しかったこともあれば辛かったこともありましたが、その経験から学べたことがたくさんありました。このレポートを通して、学んだこと、経験したこと、伝えたいことをシェアしていきたいと思います。

 まず私が通っていた語学学校についてです。私はGEAP(General English for Academic Purposes)というコースに通っていました。このコースは学部や院に進むためのものではなく、英語のリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングを伸ばしたい人に向けたものでした。最初のタームから途中までは日本人が多く、あまり留学している気がしませんでした。また自分の言いたいことが英語で上手く言えずコミュニケーションの面で悩み落ち込んでいた時期がありました。さらに各タームの最後にテストとプレゼンテーションがありましたが、特にプレゼンテーションは原稿の内容を覚えたとしても緊張で忘れてしまったりして本当に憂鬱でした。しかし、2、3か月たった頃から少しずつ海外の人が増え始め、彼らと友達になりたいと思い、間違えを恐れず自分から英語を使っていこうと決心しました。そんな挑戦をしてみたときに、自分の拙い英語でもこの人達は理解しようとしてくれていると感じました。そこから積極的に英語を使えるようになり他の国の人達と友達になれました。そのおかげか少しずつテストとプレゼンテーションの評価が上がっていき、プレゼンテーションでは一番良いスコアをもらえました。私はここで「一歩を踏み出す」ということがどれだけ大切なのか学べました。「失敗」という言葉を恐れてずっと殻に閉じこもっていたら何も変えることができないということを体験しました。

 次に学外で経験したことについてです。私は自分のホストファミリーと友人のホストファミリーから日本と他国の文化の違いを学びました。特にジェンダーレスとマナーについてです。日本はジェンダーレスについての認識や考え方が古いと感じました。オーストラリアでは同性同士の恋愛などは当たり前で偏見をもつ人はいませんでした。マナーの面では、私達日本人はレストランなどで注文する際に手を挙げて店員さんを呼びますが、オーストラリアではその行為は奴隷に対してする行為で相手を侮辱する行動になってしまうということを学び、文化の大きな違いを感じました。

 最後に伝えたいことです。私はこの留学でかけがえのない友達に出会えました。そして様々な人達と関わることで素敵な経験をして、人として成長できたと思います。留学は自分を見つめ直す良い機会にもなるので、自分が何をしたいか今定まってない人でも、自分を変えたいならばぜひ留学を経験して欲しいです。留学をすることで、必ず自分の中に答えは見つかると思います。

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体験記



外国語学部 英語学科
高橋 優斗
渡航期間:2023.8~2024.2


 私にとってこの留学が初めての海外でした。そのため、留学前は楽しみと不安を抱えていました。アデレードはオーストラリアの都市の一つですが、そのなかでも人口が少なく小さな街で、日本人の数も比較的少ない街だと聞いたため私はアデレードを留学先に決めました。留学が楽しみではあったものの、私は不安も同時に抱えながらアデレードへ向かいました。やはり、見ず知らずの場所へ行くということと、ホームステイ先の方と仲良く生活できるかどうかが心配でした。

 空港に着くとホストファミリーが迎えに来てくれていました。私のホストファミリーは、家族と生徒含め6人いましたが、私以外の全員がベトナム人でした。皆英語を流暢に話し、私に親切にしてくれました。到着した日は、皆で一緒にご飯を食べて私を歓迎してくれました。おかげで、ここでどうにかやっていけそうと一安心することができました。

 しかし、生活しているとホストマザーを含め皆忙しく、毎晩ご飯を一緒に食べることはできませんでした。それに加えて私は自分で料理をしなければなりませんでした。私の留学プログラムでは、自分で料理をする必要は無かったのですが、ホストマザーが忙しく家にいる時間が少なかったために、私は自分で昼ご飯や晩ご飯を準備しなければいけませんでした。そのため、私は、一人で晩ご飯を食べるか、たまに私と同じくらいの歳の子どもが作ってくれたご飯を一緒に食べるというという生活でした。皆でご飯を食べるときも、英語以外にベトナム語が7,8割入り交じりながら話していました。そんな状況だったので、英語で会話をする機会が少なく一人でいることが多かったです。

 そのため、私は通っていた学校の先生にホストファミリーの変更を要望し、留学して一ヶ月余りでホストファミリーを変更しました。変わった後のホストファミリーは、二人暮らしのオーストラリア人の夫婦でした。その方たちは、本当に親切にしてくれて晩ご飯も一緒に食べることができたので会話をする機会が自ずと増えました。以前のホストファミリーも皆親切だったので、少し名残惜しい気持ちもありました。しかし、ホストファミリーを変えた決断をして本当に良かったと思います。

 私が通っていた語学学校には、タイ、中国、韓国、コロンビアなどといった国の人たちがいました。そのため、共通言語である英語でコミュニケーションをとっていました。仲良くなった友達とは、今でも連絡を取り合っています。このようにして英語を継続して使うことができるし、互いの文化を学ぶこともできるので、異国の友達を作ることは大切だと思います。

 留学して最初のころは不安でしたが、アデレードの方々は優しい人ばかりで、道をただ歩いているときも挨拶をしてくれたり、フレンドリーな方ばかりなので、アデレードは本当に良い街だと思います。そして、治安も良いのでとても過ごしやすいです。私は留学して本当に良かったと思います。はじめは、語学力を伸ばしたいという思いだけでしたが、現地に行くとそこでしか体験できないことがたくさんあったので、この留学で自分の考え方や可能性が広がったと感じます。


 

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体験記



外国語学部 英語学科
藤田 朋花
渡航期間:2023.8~2024.2


 2023年8月から2024年2月までの約半年間、オーストラリア・アデレード大学に留学をしました。私は異文化に興味があり、色々な文化を知るための方法として英語という世界共通言語を学びたいと思い、留学することを決めました。決まってからは英語サロンに通い、「英語を話す」ことを日常に取り組むために心がけていました。また、先輩からアドバイスをもらいながら準備や心構えをしました。

 オーストラリアに着くとホストファミリーが笑顔で迎えてくれました。到着した日が日曜日だったので、家では親戚の方も来ていてみんなで迎え入れてくれました。自分の部屋も海外サイズの大きなベッドがあり、その日眠りにつく頃にようやく留学が始まるのだと自覚しました。翌日から学校が始まり日本人が多いことに驚きましたが、それは語学学校の中のことであり、シティに出ると日本人は全然いませんでした。最後の1か月は日本人が少なく、韓国人がとても多かったです。家ではもちろん、クラスでも英語を話すことが絶対なので、日本人は多かったけれど語学力はとても伸びたと感じています。最初は英語に自信がなく、店員さんやホストファミリーと話すことも緊張していましたが、2~3か月たつと英語にも慣れてきて話すことが楽しくなりました。

 また、クラブ活動に参加することで現地の友達が出来、英語を使う機会も増えました。私は日本語クラブとアニメクラブに参加していました。日本のアニメが好きな人が多く、日本文化や相手の文化について話す機会があり、とても楽しい文化交流の場でした。

 1週間の休みやクリスマスのホリデーは友達と買い物に出かけたり、ホストファミリーとお出かけやホームパーティーをして過ごしました。クリスマスホリデーではシドニーとメルボルンに旅行に行ったり、友達のホストファミリーとキャンプをしたりとあっという間の2週間でした。同じ国内ですが、他のシティに行ってみると景色やそこに住んでいる人の感じなどすべてが違うので刺激になりました。

 この留学を通して英語の能力やスキルアップはもちろんですが、異文化やいろいろな考え方についての知識も増えました。今までに体験したことのないことや、海外だからできること、感じられることを体験しました。人生の中でとても貴重な半年間であり学びの期間でした。この経験を将来に生かすためにも英語を学び続けたいと思います。

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体験記


外国語学部 英語学科
市川 遥佳
渡航期間:2023.8~2024.2


 私は、オーストラリアのアデレード大学に約6か月間語学留学をしました。いろいろな人とコミュニケーションを取りたい、英語で話せるようになりたいと思い、留学をすることを決意しました。初めて外国での生活だったので不安はありましたが、留学中に多くの友達を作り、充実した生活を送ることができました。

 留学中はホームステイをすることになっていたので空港でホストファミリーの皆さんと顔を合わせました。とても緊張しましたが優しい方たちだったので安心しました。違う国で過ごすことが初めてだったので最初のころはどのように過ごせばいいのか、ホストファミリーとどう話せばいいのかが分かりませんでした。しかし、ホストファミリーが気さくに話しかけてくれてたおかげで、気を遣わずに会話をすることができるようになりました。休日には、ビーチや買い物、イベントに連れてってくれたのでいい思い出を作ることができました。

 授業は曜日ごとにリーディング、リスニングなどが行われ、金曜日は自分が受けてみたい授業を選ぶことができました。4週目には、今まで習ったことのテストやプレゼンテーション、単語テストを行いました。一番最初のクラスは日本人しかいないクラスだったので驚きましたが、お互いに助け合いながら授業を受けて楽しく学ぶことができました。途中からクラスが上がったこともあり、中国、韓国、タイなどから来た生徒と英語で話す機会が増えました。初めのころと比べると、英語を使うことによって相手が何を言っているのか理解できるようになりました。

 アデレードは治安が良く、住みやすい街でした。バスや電車、トラムがあるので友達とビーチやイベントに行きました。また、学校の近くにランドモールというショッピングセンターがあり、洋服やご飯など何でも買うことができました。

 この留学では様々な経験をすることができて、充実した生活を送ることができました。勉強だけでなくいろいろな国の人と話したり、お互いを理解することが一番大切だと感じました。この留学を機に、語学力をもっと上げて色々な国の人と話してみたいと思いました。


 

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体験記


外国語学部 英語学科
岩沼 杏凜
渡航期間:2023.8~2024.2


 オーストラリアのアデレード大学に約6カ月間、語学留学しました。
 私は高校一年生の時に約1カ月間アデレードにある高校での留学経験がありますが、滞在期間が短かったということもあり、当時のホストファミリーとあまり打ち解けることが出来ませんでした。そういった経験から、今回の留学に関しての不安はホストファミリーと仲良く過ごすことができるかどうかということだけでした。私のホストファミリーは、到着してからすごく優しく接してくれ、楽しく過ごせそうだと感じられました。私の性格上、初対面の人には壁を作ってしまい自分から質問したり出来ないため、最初はホストファミリーに聞かれた質問に答えるだけの会話でした。しかし、約1カ月がたった頃にホストファミリーと話をする機会がありその際に「自分たちを家族だと思っていいんだよ」と、他にも私を安心させるような言葉を添えて伝えてくれました。その日からホストファミリーとの会話も増えて最終的には私も家族の一員になったかのような生活を送ることが出来ました。

 語学学校の教室では、私が想像した以上に日本人の学生がいたため、きちんと英語が学べるのかという不安と日本人がいて安心の二つの感情がありました。ですが、それぞれ1ターム(約5週間)を計4回こなしていくうちに生徒の入れ替わりがあり、最後には異なる大学から来ていた日本人だけではなく異なる国から来た生徒とも文化交流をしながら仲良くなることが出来ました。
 大学では、日本で受けていた英語の授業とは違い、英語を使いながら英語を学びます。例えば、日本では先生やクラスメイトにわからない単語の意味を聞くと日本語で教えてくれますが、留学先の語学学校では先生や日本国籍以外のクラスメイトに聞くと、似た意味を持つ英単語を教えてくれます。そのため、似た単語同士を関連付けて覚えることができます。そうすることで忘れにくく、使うときに思い出すことが容易になります。また、私は最初の1カ月半ほど授業の内容についていけず悔しい思いをし、クラスを下げてもらうことを真剣に考えた時期がありました。ですが、私と同じく授業についていけずに悩んでいた友達がいたため、一緒になんとか理解しようと協力し、クラスを下げずに授業を受け続けることができました。

 最後にアデレードの街についてです。基本的には治安は良いのですが、危険な場所もあるので、そこには近づかない方がよいでしょう。私はホストファミリーに危険な場所を事前に聞いていたため、その場所だけ避けて生活していました。
 それ以外は自然が多く、中心部からバスで少し出るだけでピクニックに最適なのどかな場所に行くことができます。特徴のあるビーチがいくつもあり、毎回場所に行き、お気に入りの海を見つけることが出来ました。また、アデレードはイベントが多く行われています。アデレードは日本の都会と地方の中間のような街で、双方のいい所が詰まった場所です。

 アデレードで過ごした約6カ月間は、私にとって以前来た約1カ月間が塗り替えられるほど濃い時間でした。楽しいことだけでなく悩んだ日もありましたが、アデレードで過ごした日々は私にとって宝物です。この宝物を一生自分の中に留め、将来に生かせるよう、英語力も人としても成長出来るように学び続けたいと思います。



 

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体験記




外国語学部 英語学科
堀川 皇
渡航期間:2023.8~2024.2


 私がこの留学で得たものや学んだことはたくさんあると実感している。それを説明しながら、私のこの留学の体験記とする。

 まずその1つ英語力がとても上がったことを実感している。当たり前なのだが周囲の人々、店員から先生まで全員が英語しか話さず、日本語が通じない環境なので、英語を使わざるをえず、英語力が上がっていることを感じた。英語力の中でも私はリスニングの力が1番上がったと感じた。通っていた学校でのテストの点数の上がり幅もリスニングが1番大きかったし、日に日に現地の人との会話についていけるようになっていた。

 他にも学んだことがたくさんある。私は留学行く前からずっと英語力を高めることに加えて、向こうの文化を学ぶということも目標にしていた。日本とオーストラリアでは多くの文化の違いがあった。
 家の中では靴で過ごすことは良く知られているが、水不足の国ということから、シャワーの時間や洗濯の回数も制限して使っているということに驚いた。他には飲食店でのマナーが異なることに驚いた。テーブルで店員に何か伝えたいときや注文をするとき、日本では「すいません」と手を挙げ店員を呼ぶが、向こうでは、そのような行為は失礼に値するので、こちらがカウンターに行き注文をすると教わった。
このようにまったく違うというのがたくさんあり、ほんとにいい経験になった。留学で学んだことをこれからにも活かしていきたいと思った。


 

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体験記



外国語学部 観光交流文化学科
横川 ひかり
渡航期間:2023.8~2024.2


 私は南オーストラリアにあるアデレード大学に約6か月間留学をしました。
 幼い頃から海外の文化に憧れをもっており、日本とは異なる環境に身を置いて生活をしてみたいという気持ちが成長するにつれて強くなりました。この留学では英語を学ぶことのみならず、様々な国の人の考え方や文化も吸収することを目標にしていました。

 アデレードはオーストラリアで5番目に大きな都市でありながらも自然豊かで落ち着いた雰囲気を持ち、治安も良く、とても過ごしやすい街でした。さらにアデレードは芸術や文化が強く根付いているため街のいたるところにアートや彫刻作品があり、古くから残る歴史的建造物も多く見ることができます。週末にはフェスティバルやイベントが頻繁に行われていたためホストファミリーや友人と訪れ、多くの思い出を作ることができました。

 アデレード大学の語学学校は、1か月を1タームとして月曜から木曜まで英語4技能を学び、金曜はオーストラリアの歴史と文化を学ぶクラス、IELTS対策に特化したクラスなどから自分の興味に合わせて選択をすることができました。初めの頃は夏の時期ということもあり短期留学の日本人学生がとても多くクラス全員が日本人でした。しかし英語を学びに来たという目的意識を一人一人が持っていたため、互いに助け合いながらクラス内は英語だけを使用して授業を受けることができました。次第にベトナム、サウジアラビア、中国、韓国の新しい国の学生が加わりさらにグローバルな環境の下で英語を学ぶことができただけでなく、クラスには他にもコロンビアやタイの生徒もおりグループディスカッションの場やスピーキングのクラスで他の国の生活や考え方も学ぶことができました。

 最初の頃はホームステイ先の家族の英語も先生の言っている英語も理解できず、英語を間違えることを恐れて中々言葉が出てこないことがありました。クラスでのディスカッションの場でも自分の意見を英語でうまく説明ができず聴き側に回ることが多かったです。しかしクラスメイト、友人、ホストファミリーはいつでも私の英語を理解しようと努めてくれ、ホストファザーは私が理解するまで何度も伝えてくれ、英語の発音の練習を一緒にしてくれるほど私の英語学習に協力的でした。半年を経て次第に耳も慣れてきて、言いたい事を少しずつ言えるようになったと実感しています。相手の英語を理解できて、ホストファミリーや友人とさらに距離が近くなれたことが何よりも嬉しかったです。

 オーストラリアでは何事にも積極的に参加することを目標としていました。大学のクラブ活動やホストファミリーが誘ってくれるパーティー、友人との遊び、どんなことにも参加して全力で楽しみました。そのおかげで人脈も広がって様々な人と関わることができ、私にとって大切な人がたくさんできました。オーストラリアという多文化の国、広大な国で過ごした時間と得た経験は私にとって大きな成長と変化に繋がったと感じています。留学を通じて英語力が成長したと感じる一方で、まだまだ足りない部分が多いと実感しています。今後もこの経験を糧に英語を学び続け、多様性を受け入れられる人間としても成長し続けていきたいです。

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体験記



外国語学部 観光交流文化学科
白河 凜加
渡航期間:2023.8~2024.2


 私は約半年間、オーストラリアのアデレード大学に留学しました。アデレードを留学先として選んだ理由は、都会過ぎない点、イベントが多く開催される点、街並みがヨーロッパに似ている点などがありました。念願であった留学に向けて、出国前は大きな期待を胸にワクワクしながら準備をしました。

 アデレードの空港では、ホストファミリーがコアラのぬいぐるみを持って出迎えてくれました。とても親しみやすく、それまで緊張していたのがウソかのように安心できたことを今でも覚えています。

 次の日はさっそくオリエンテーションでした。私の家は学校から少し離れていたので、バスを使って登校していました。日本のバスとは異なる部分が多くあり、とても不安でしたが、初日はホストマザーが一緒に登校してくれました。授業は、先生たちが親身に寄り添ってくれ、周囲の友達と協力し合いながら学び合いました。私は学校で4ターム過ごしたのですが、最初のタームは日本人だらけで、想像していた留学生活とは異なりました。ですが同じ志を持つ者同士、励まし合ったり必要な情報を共有し合ったりして、意識を高め合うことができ、良い経験になったと感じています。タームを迎えるごとに日本人は少なくなり、よりインターナショナルなクラス構成になっていきました。授業内で扱う文化や習慣の違いを、異なる国籍のクラスメートと教えあったり、比べたりして、様々な異文化を学ぶとともに、日本の文化についても見直したり新たに発見することが多くあり、刺激的な毎日でした。
 語学学習の面では、みんなそれぞれ拙い英語で意思疎通し合い、お互いの成長を感じた時には大いに感動しました。時が経つにつれ、言いたいことが言えるようになる、相手が何を言っているのかがわかるようになるなど、自分が成長したことを露わに実感できたので、モチベーション高く学び続けることができました。タームの最後にはテストがあり、その結果によって次のタームのクラスが決まるシステムだったので、日々の勉強を怠らないように友達と励まし合いながら努力しました。また、タームとタームの間にある一週間休暇には、シドニーやメルボルンに観光に行ったり、ホストファミリーが車で遠いところに連れて行ってくれたりして、存分にオーストラリアの魅力を感じることができました。私のホストマザーはフィリピン出身で、イベントがある度にパーティーを開いて、みんなで歌って踊ってという今まで体験したことの無いフィリピンコミュニティを体験することができました。最初から誰でも受け入れてくれる優しい方々でしたが、最後の方は自分が家族の一員と感じられるほど温かい空間で、別れの際はとても寂しい気持ちでいっぱいでした。

 私は今回の留学生活で、英語を学べたのはもちろん、視野が広がったことが一番大きな収穫だと感じています。異国の地に身を置き、日本との相違やオーストラリアならではのマルチカルチャー、周囲に感謝することなどを学び、人として大きく成長でできた半年になりました。また、留学を通してできた友達や思い出は特別な思い出になり、一生ものだと思います。留学で培ったこれらの体験や感覚が自分のこれからの将来に繋がるように継続的に努力をしていきたいと考えています。