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在外協定校の留学生と日本人学生が参加する校外研修を実施

 2024年11月16日(土)、在外協定校からの留学生を対象とした校外研修が行われ、茨城県に行ってきました。
 本研修は東京近郊の様々な観光名所・史跡・文化施設への訪問や見学・体験学習を通して、留学生に日本についてより深く知ってもらうとともに、支援要員として参加する日本人学生とも交流を深めてもらうことを目的として毎年国際交流課が開催しています。コロナ禍にはバスで遠出する研修は中止していましたが、5年ぶりに催行することができました。

 今年は留学生30名、日本人学生4名、引率2名の計36名が参加し、JAXA筑波宇宙センターと牛久大仏を見学しました。

 行きのバスでは、通る先々の地理的な特徴とともに、歴史や見どころ、産業についてツアーガイドが説明してくださり、長い車中を飽きることなく過ごすことができ、また私たちが住む関東地方についての理解を深めることができました。
 JAXA筑波宇宙センターでは、宇宙ステーションの管制室エリアで一時的にスマートフォンを預けるなど厳しい管理の下、通常は立ち入ることのできない場所を見学できたことは貴重な体験でした。
 昼食後、牛久大仏へと移動しました。牛久大仏は浄土庭園という広大な公園の中にあり、天気に恵まれた週末ということもあり、家族連れでにぎわっていました。留学生たちは、大仏の胎内に入ったり、園内やお土産屋を散策したり、思い思いの時間を過ごしました。

 帰りは高速道路の渋滞に巻き込まれ、到着が予定より遅れましたが、バスの中で親交を深めることもでき、校外研修を無事に終えることができました。
 
 校外研修に参加した学生からの感想を一部紹介します。

(外国人留学生)
〇張 宇倩(広東外語外貿大学)
 先週の土曜日、大学が私たち留学生を茨城に校外研修に連れて行ってくれました。最初の目的地はJAXA筑波宇宙センターでした。行きのバスの中から、私は窓の外を眺めながら、目まぐるしく変わる風景を楽しんでいました。すでに秋になっており、道沿いの紅葉がとても美しく見えました。また、特に優しいガイドさんが途中でいろいろと説明してくれました。宇宙センターに到着すると、そこで講師の説明を熱心に聞き、宇宙飛行士の服を見たり、実際に宇宙で寝る感覚を体験したりしました。とても特別な体験でした。
 昼食もとてもおいしかったです。刺身やきのこ鍋、味噌汁に加え、香ばしいご飯もあり、味覚が十分に満たされました。午後には牛久大仏を見学し、仏像の胎内に行くためにエレベーターで上りましたが、ちょっと理解できなかったのは、見学前に全員が靴を脱ぐように言われたことです。清潔感を大切にしている私は少し不便に感じました。
 午後4時半頃、私たちは帰りのバスに乗り込みました。週末だったため、渋滞がひどく、学校に到着するまで約3時間かかりましたが、幸いにも窓の外に広がる美しい夜景が楽しめました。夜の街には明かりが灯り、とてもきれいでした。非常に充実した日帰り旅行でした。

〇康 乃馨(北京第二外国語学院)
 2024年11月26日(土)に先生やアシスタントや他の留学生と一緒に茨城県のJAXA筑波宇宙センターと牛久大仏に行きました。
 入学の時からずっと校外研修を楽しみにしていました。朝8時半に学校で集合してからバスで行きました。車中の時間が長かったですが、とても優しいガイドさんが周りの景色などを紹介してくれて勉強になりました。
 JAXA筑波宇宙センターに到着してから目に入るのは大きなロケットでした。そして見学館の中にも色々素敵な展示品があり、さらに宇宙関係者が作業している姿が見られます。まるで映画のようです。三つの場所に行って宇宙に関する知識をいっぱい学びました。
 昼ご飯は伝統的な和食を食べました。食物の種類が多いし、美味しかったです。中国と違って店で靴を脱いてみんなが両列に座って食べる形で面白く感じました。
 最後は牛久大仏に行きました。移動の途中に日本のBINGOゲームもしました。当たらなかったが、楽しかったです。牛久大仏はとても大きくて高い大仏です。中に入って大仏の胸の高さで観覧することができます。その中で、靴を脱いて中に入ることにびっくりしました。周辺にも広い公園があって今は緑と赤の色が見え、とても綺麗です。春になると桜も見えるそうです。
 この日はとても疲れましたが、印象に残った1日でした。一生の思い出です。

〇孫 貝妮(上海対外経貿大学)
 先週の土曜日、私たち留学生は茨城県に研修旅行に行きました。朝一番に訪れたのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙センターでした。そこでは、日本の宇宙飛行士たちの活動や日常生活の様子が展示されており、私たちは宇宙開発の最前線に触れることができました。また、H3ロケットの打ち上げ成功を記念する展示の前で記念写真も撮りました。このような貴重な体験ができる場所を訪れることができて、とても感激しました。
 昼食には地元の美味しい料理を食べてしばしの休憩を取った後、私たちは牛久大仏を見学しました。この大仏は世界最大の青銅製仏像で、高さはなんと120メートルにも達します。そのスケールはアメリカの自由の女神像のおよそ3倍にもなり、非常に壮大です。この仏像は骨組みを組み立てた上に、一つ一つ丁寧に作り上げられたと聞き、その技術と労力に心を打たれました。
 ちなみに、茨城県は「魅力度ランキング」で全国ワースト2位だと言われていますが、今回の研修を通してその評価が信じられなくなるほど素晴らしい場所だと感じました。自然の豊かさや歴史的な建造物、そして温かい人々の魅力が詰まった茨城県は、もっと多くの人に知ってもらいたいと心から思いました。
 最後にこのような機会を提供してくれた杏林大学と先生にも深く感謝しています。同級生たちと共に新しい知識や文化に触れることができ、心に残る一日となりました。

〇陳 施睿(広東外語外貿大学)
 土曜日は大学の国際交流センターの先生たちに連れられて筑波宇宙開発センターと牛久大仏を訪れる興味深い見学ツアーに参加した。
最初の訪問地は宇宙開発センターで、そこに足を踏み入れると、まるでSFの世界のようだった。私は巨大な有人宇宙船の動画を見て、宇宙飛行士たちの宇宙での生活を思い浮かべた。彼らは人類の宇宙探査の使命を担い、未知に向かって勇敢に進んでいくのだ。
 筑波宇宙開発センターと別れ、牛久大仏に向かった。遠くから見て、あの巨大な仏像は高くそびえる峰のようで、荘厳で神聖である。近づいていくと、その壮大さをより感じることができる。仏像のお顔は優しく、目には限りない慈悲と知恵が宿っているようで、心が一瞬静かになる。仏身は一つ一つの青銅で作られ、極めて精巧で、線が滑らかで、芸術的水準の高さを示している。大仏のふもとでは、宗教芸術における人間の創造力に感嘆した。仏像だけでなく、周囲の建物や庭園も相まって、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
 この見学の旅は、時空と領域を超えた冒険のようなものであり、宇宙開発センターは人類の未来と未知の探求の追求を代表し、科学技術の力と無限の可能性に満ちている。牛久大仏は悠久な歴史の文化と宗教の信仰を載せて、静かで慈悲の輝きを発散している。この二つはまったく異なるところだが、人間の精神世界の豊かさと偉大さを深く感じさせてくれ、忘れられない体験として深く心に刻み込んでいきたいと思う。

〇万 龍強(東華大学)
 11月16日に国際協力センターが主催する校外研修に参加する機会をいただきました。今回の研修先は茨城県で、当日は早朝から観光バスに乗り込み、この学びの旅をスタートしました。
 車内ではバスガイドさんが利根川、荒川、江戸川といった関東の主要な河川について説明してくれました。また、バスが埼玉県、千葉県、茨城県を通過する際、それぞれの地域に関する興味深い知識を教えてくれました。長い道のりではありましたが、バス旅行の過程を心から楽しむことができました。
 午前11時頃、最初の目的地である筑波宇宙センターに到着しました。そこでは、宇宙飛行士の指令センターや訓練施設を見学し、宇宙開発に向けた飛行士たちの努力を目の当たりにしました。
 短い昼食時間の後、牛久市にある牛久大仏へ向かいました。バスを降りる前から、遠くにそびえ立つ高さ120メートルの大仏が見え、その迫力に圧倒されました。 大仏の足元には極楽浄土をイメージした庭園が広がっており、大仏の中にある展望台に登ると、茨城県の景色を一望することができました。また、展望台内には大仏の建設過程や寄付者の名前が記録されており、この壮大な建造物が日本の仏教文化を見事に保存していることを実感しました。
 午後4時頃、私たちは帰路につきました。たった1日という短い研修でしたが、日本の先端技術と伝統文化を同時に学ぶことができ、日本という国についての理解をより深めることができました。

〇魏 佳蓓(広東外語外貿大学)
 11月16日は心地のいい爽やかな天気だった。それに、茨城は留学して東京以外、クラスメートと一緒に初めて訪れる地方になるので、最初から今回の見学に待ち焦がれていた。すると、当日の日程をみたら、一日でJAXAという日本宇宙事業の本拠と牛久大仏を見て回る予定で、名実ともにいわゆる科学技術と文化歴史の二重体験になった。
 しかし、知識として何かを学んだというよりは、見学をきかっけに、日本は各業界で広報発信を重んじることを実感した。特に印象深いのは、JAXAで飛行船との連絡現場を見せてくれるコーナーだった。中国なら、そういう事務室は必ず機密として厳密に保護され、テレビのニュース番組だけで見られるので、一般人にとって遠い存在である。日本は宇宙開発事業で世界トップと言えないが、科学機関の情報保護と一般公開のバランスをほどよく取っているところは中国も学ぶべきだと思う。中国が広報活動にもっと力を入れれば、学生たちはより身近な形で先端技術に触れることができ、科学に興味を持つ人も増えるだろうと感じた。

〇蔣 習映(上海対外経貿大学)
 先週末、大学が主催する校外研修に参加しました。行先は茨城県で、行程はJAXA筑波宇宙センター、割烹一の矢でのランチ、そして牛久大仏の見学でした。
まず、JAXA筑波宇宙センターに行き、宇宙開発の最前線を知ることができました。特に宇宙飛行士の訓練施設やロケットの展示が印象的でした。日本の宇宙開発においては、宇宙技術が医療や健康分野に与える影響に注目していることが分かり、宇宙開発が人々の生活にどのように貢献できるかという新しい視点を得ました。中国では主に探査技術や国際協力に重きを置いているため、このアプローチの違いを感じました。
次に、割烹一の矢でランチをしました。日本で初めて席料理を体験し、その独特な食事スタイルに触れることができました。美しく盛り付けられた料理や、提供されるサービスがとても印象的でした。新鮮な魚介類を使った料理が美味しく、特に刺身が絶品でした。食事を楽しみながら、茨城の地域の特徴にも触れることができました。
最後に、牛久大仏を訪れました。世界最大の立像で、その迫力に圧倒されました。大仏の内部にも入ることができ、仏像の細部まで見ることができました。自然に囲まれた静かな場所で過ごし、とても落ち着いた雰囲気を感じました。
全体として、充実した一日でした。普段体験できない学びが多く、貴重な時間を過ごすことができました。


〇葉 文成(広東外語外貿大学)
 2024年11月16日、国際交流センターが一日校外研修を行いました。
 私は、最初「宇宙センター」という言葉に惹きつけられました。いつも宇宙のことに関心を持っていますが、筑波宇宙センターの展示館「スペースドーム」が建屋の外壁更新作業のため2024年6月5日~2025年春頃まで閉鎖しています。惜しいと思っていましたが、ラッキーなことで学校が見学の機会を与えてくれました。日本の宇宙事業を見極める絶好なチャンスではないかと思いました。ワクワクしながら出発しました。
 「宇宙センター」に到着しました。巨大なロケットがセンターの入口の向こう側に置いてあります。目立ってインパクトが大きかったです。いくつかの建物が点在していますが、案外静かで美しい風景が見えました。綺麗な紅葉もありました。
 見学の一環として、印象深いのは、日本の「希望」モジュールを観測しているスタッフの姿を見せてくれることです。宇宙時間と日本時間、飛行士の起きる時間がすべてスクリーンに表示されています。エアコンなどの設備をコントロール人と、通信を担当する人など、それぞれのスタッフが自分の役割を果たしています。真剣にじっくりと画面を観測している彼らの姿に感銘を受けました。国民のほとんどは宇宙飛行士の名前しか覚えていませんが、宇宙探査は彼らの努力がなくては成り立たないと思いました。
 とても有意義な一日でした。

〇侯 天姸(広東外語外貿大学)
 先週の土曜日、茨城県のつくば宇宙センターと牛久大仏を見学する校外研修に参加しました。この研修では、私たちの日常生活から一歩離れ、宇宙科学や歴史、文化について深く学ぶ貴重な機会を得ることができました。
 つくば宇宙センターでは、日本の宇宙開発の最前線に触れることができました。特に印象的だったのは、実際に使用されたロケットの模型や人工衛星の展示です。説明を通して、科学技術の進歩がどれほど私たちの生活を支えているのかを実感しました。また、専門家の方々が一つひとつの挑戦を乗り越えながら新しい技術を生み出している姿勢に感銘を受けました。
 その後訪れた牛久大仏では、心の平穏や日本の仏教文化に触れる時間を持ちました。大仏の壮大さに圧倒されつつも、その存在が表す「慈悲」や「和」の精神を感じることができました。また、大仏内部の展示や瞑想スペースを通じて、自分自身と向き合う機会も得られました。
 この研修を通じて、科学と文化の両面から学ぶ大切さを改めて認識しました。これからも知識を深め、自分の視野を広げる努力を続けていきたいと思います。最後に、このような有意義な機会を与えてくださった先生方や関係者の皆さまに感謝の意を表します。

〇黄 如意(東華大学)
 先週の土曜日(11月16日)、校外研修として、協定校の留学生全員が茨城県の筑波宇宙センターと牛久大仏へ見学に行きました。振り返ってみると、その日の記憶は今でも鮮やかで、生き生きと頭の中に浮かんできます。
 筑波宇宙センターを見学していた間、「素晴らしい」「すごい」といった感嘆の声が時々聞こえてきました。JAXAでは宇宙服、宇宙ステーションの模型、ロケットなどの施設が色々展示されており、まるでSF映画の世界に入り込んだような気分でした。その広大で神秘的な宇宙の魅力に、心が自然と惹きつけられました。
 ところで、昼食も最高でした。新鮮な刺身、さまざまな野菜に炊き立ての熱々のご飯はたまらなく美味しかったです。
 午後3時ごろ、ついに牛久大仏に到着しました。遠くからでもその雄大な姿に圧倒され、感服せずにはいられませんでした。ガイドさんによると、大仏の像高はなんと120メートルもあるそうです。巨大な大仏を間近で見たり、響き渡る鐘の音を聞いたり、美しい自然の景色を堪能したりすると、心が妙に癒やされました。
 一言でまとめると、とても充実した、楽しい一日でした。留学生活にさらに彩りを添え、忘れられない記憶にもなりました。これからも日本各地の魅力をしみじみ感じたいと思います。

〇陳 楽思(広東外語外貿大学)
 11月16日 土曜日 時に雲り
 この日は校外研修で筑地宇宙センターと牛久大仏を見学しました。バスに乗ってスカイツリーを遠くから見て、川沿いのスペースに野球場やサッカー場があるのが印象的だった。JAXAを見学して、宇宙飛行士になるにはなかなか難しいものだとわかった。無重力などの厳しい宇宙環境を克服するために、強い体とメンタルが求められている。しかし、地上で24時間見守る人々がいる。頑張って同じ目標を目指している姿に感心した。午後は曇りだった。そのため残念なことに、牛久大仏の胎内から富士山を見ることができなかった。120メートルのある牛久大仏の広さにびっくりした。本当に楽しい一日だった。

(日本人学生)
〇太田 帆香(外国語学部)
 私は留学生アシスタントとして本研修に参加しました。バスではガイドの方が地域の地理的特徴や豆知識を紹介してくださいました。目的地であるJAXA筑波宇宙センターと牛久大仏では、普段楽しそうな顔をしている留学生が真剣な表情で話に耳を傾ける姿を見て、この研修の意義を強く感じました。
 本研修を通して、異なる文化や知識を深めることができ、留学生との絆もより一層深まりました。このような貴重な機会をいただけたことに心より感謝しています。