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【トピックス】今月の図書館展示企画は『リンディスファーン福音書』 他



人文・社会科学図書館では12月の展示企画として聖書に関する2冊の本、『リンディスファーン福音書』復刻版と外国語学部の八木橋宏勇講師の著作『聖書と比喩』を展示しています。

『リンディスファーン福音書』は大英図書館に保存され、装飾写本の傑作として、その芸術的価値や学問的価値の高さから、英国の国宝と呼ばれています。図書館に展示している復刻版をみるだけでもその装丁のすばらしさがわかります。

『聖書と比喩』は図書館での貸し出しが可能です。
〜本に添えられた八木橋講師のメッセージ〜

「禁断の果実」は、頭ではいけないと分かっていても、つい手を出してしまうような抗

しがたい誘惑を意味します。この果実は一般的に「リンゴ」だと思われていますが、

聖書の原典のどこにもそのような記述はありません。「禁断の果実」は、『旧約聖書』

の「創世記」に出てくる、アダムとイヴの「エデンの園」の話に由来しています。「禁断

の果実」が「リンゴ」とされるようになった背景には、ヘブライ語からラテン語を経て、

英語に翻訳された「英訳聖書」の存在があります。喉仏を“Adam's apple”と表現する

のも、聖書の翻訳が深く関っています。2011年は『欽定訳聖書』が出版されて400年

目にあたります。 英語の勉強にもなりますので、本書をご一読いただけますと幸い

です。