総合政策学部の3年生を対象とした模擬就職活動イベント「就活トライアル」が6月8日(土)、八王キャンパスで行われました。
就活トライアルは、就職支援の一環として昨年から実施しているものです。実際の就職活動を視野に、製造、金融、小売、貿易・物流、鉄道・不動産、医療・福祉、公務員など設定された7つの会社の中から希望する会社へあらかじめエントリーをしておきます。就活トライアル当日は、面接やグループディスカッションなどを体験しました。
受付を終えた学生はまず大教室に集合して、就活トライアルに関する連絡事項や流れについて説明を受けたあと、2〜3人で受ける模擬面接や5〜7人で受けるグループディスカッションに臨みました。
模擬面接は9つの教室に分かれて、実際に企業で人事を担当する方を招いて、本番さながらの形式で行われました。面接会場では、面接官が学生たちが事前に提出しているエントリーシートと照らし合わせながらさまざまな質問を投げかけてきます。ほとんどの学生が初めての体験で、会社を選んだ理由、各自のアピールポイント、学生生活で一番打ち込んだことやそれを会社でどう活かしたいかなどの質問に、懸命に答えていました。面接終了後は面接官から、「会社情報はしっかり調べる」「具体的なエピソードを交えて自分の言葉で話す」「言葉使いや敬語の使い方をもう一度確認する」など、アドバイスがありました。
模擬面接はすべてビデオに収められ、後日振り返りの資料として役立てることにしています。
グループディスカッションは4教室に分かれて、1グループ30分で行われました。
ディスカッションのテーマは「外国人に紹介する日本の食べ物を3つ選ぶとしたら、何にしますか?」「学生と社会人の違いとは何ですか?」「1本10万円の鉛筆を売る方法を考えて下さい」など10件の中から提示されます。各グループ進行・タイムキーパー・記録・発表などの役割を決めて、各自任務を果たしながら与えられたテーマについて議論し、その結果を制限時間内に発表します。
進行が思うようにいかない場面や意見がうまくまとまらないなど苦労する様子がうかがえました。ディスカッションの様子は4人の教員が観察しており、発表後はそれぞれ良い点や改善点が指摘されました。
これらと並行して、外部の専門講師による「身たしなみ」や「マナー」をテーマにした講座も開かれました。
学生たちは今回の結果を各自振り返り、11月の第2回「就活トライアル」に臨みます。
外国語学部3年生を対象とした就活シミュレーションは、6月15日(土)に八王子キャンパスで実施します。