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共同通信社木本氏(国際協力研究科在籍)が中国語学科で講演

中国語学科所属の宮首弘子(張 弘)教授の授業の企画で、共同通信社の木本一彰氏をゲストに迎え、お話し頂きました。
その講義を受けた中国語学科3年 鳥海日陽里さんのコメントを紹介します。

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木曜日3限張 弘先生の「中国語通訳法Ⅰ①」の授業は、共同通信社に勤める木本一彰氏(2022年4月から本学大学院グローバルコミュニケーション専攻に在学)を迎え、大学時代の中国語学習法、メディアの現場で中国語をどう使っているのかなどについて話を聞きました。特に印象に残ったエピソードを紹介したいと思います。

【言葉ができなくてもコミュニケーションできる!】
元々文章を書くのが好きで、新聞記者を目指していた木本さんは、外国語ができれば有利だと考え、大阪外国語大学の中国語学科に進学しました。在学中、一人で中国に旅行した際、拙い中国語にもかかわらず、中国の人々にご飯や酒をおごってもらったり、家に泊めてもらったりしたそうです。たとえ言葉ができなくても、気持ちがあればコミュニケーションができるのだと実感したとのことです。

【念願の新聞記者になったものの苦労の連続・・・】
ついに目指した新聞記者になれた木本さんですが、苦労の連続でした。会社の派遣で北京対外経済貿易大学に留学しましたが、授業についていくのに必死でした。仕方なく予習の段階で教科書を丸暗記し、事前に内容を理解する勉強法で何とか乗り切ることができたそうです。留学を終えて帰国した後は、中国語ができるということで、中国残留孤児の取材や台湾地震の電話取材、香港SARSの取材など、第一線で悪戦苦闘する日々が続きました。方言の異なる各地の取材は、やはりリスニングがもっとも難しかったそうです。

【語学に才能はいらない!】
様々な勉強方法を試してきた木本さん、中でもおススメの勉強法は「声を出して読むこと」です。木本さんが書いた『中国語筋トレ100読練習法』は、100回読むことで「文字と意味」ではなく、「音と意味」が結びつくようになると説いています。また、語学を勉強する上で重要なのは、目標を決め、退路を断って努力することだと熱く語りました。

【感想】
中国語がまだペラペラではない状況で留学に行く勇気や、毎日夜中まで教科書を丸暗記して授業に臨む根性にとても感心しました。私たちはコロナの影響で留学に行けていませんが、もし、今留学に行っていたとしても、自分はそこまで頑張れるかなと考えさせられました。
 中国語を専攻する者として、流暢に中国語を話したいと思いますが、なかなか思うように話せないのが今直面している課題です。木本さんの提唱する100回読む練習法を、ぜひ試してみたいと思います!

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