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10月27日に第20回グローバルセミナー「同時通訳演習室の利用について」を開催

 10月27日(木)、第20回グローバルセミナーが開催されました。今回は、平成24年度GGJ補助事業採択により整備した同時通訳演習室の一層の利用促進を図るため、中国語通訳を専門とする外国語学部 宮首弘子教授より「同時通訳演習室の利用について」と題して、同時通訳演習室の活用方法についてお話いただきました。


 宮首教授は初めに、同時通訳機器やシステムの操作方法について説明、併設されているパソコンから中国のニュースやYouTubeの映像を利用して同時通訳のトレーニングを行うことなどを紹介しました。

 次に宮首教授が中国語を話し、その内容を同じく外国語学部の塚本尋教授が日本語の同時通訳を行うデモストレーションを行い同時通訳の様子を確認した後、セミナーに参加する教員が同時通訳のブースに入り、学生が話す英語による会話を機器を扱いながら同時通訳する体験を行いました。教員からは「会話を聞いてすぐに訳して話さなければならないことに大変プレッシャーを感じた」との感想が述べられました。

 通常、同時通訳ブースには通訳者2名が着席して通訳を行います。ブースのスペースがとても狭いので換気扇が取り付けられていること、同時通訳は集中力を使うため一人の通訳時間はおおよそ10分~15分で交代し、ブースに入室している通訳者が相互に補助しながら通訳を行うこと等も紹介されました。
 その後、学生による同時通訳実演が行われました。宮首教授は「同時通訳の授業では学生の指導として、ペアの関係、訳を行う間の取り方などを教育します。学生のレベルによって同時通訳演習室の活用方法を考慮し、同時通訳指導の初期段階では併設するCALL教室を利用し、大人数の発表の際に同演習室を利用する等、授業の目的に応じて演習室を利用することの必要であろう」と述べられました。
 今回は中国語教育での同時通訳演習室の活用法が披露され、そのノウハウが外国語学部内のみならず他部門にも共有することができ、今後同時通訳演習室の活用を進めていく上で有意義なセミナーになりました。

2016.10.28国際交流課