2017年6月28日(水)井の頭キャンパスの交流プラザにて「国際交流の集い」が開催されました。この催しは、日本へ留学中の留学生と日本人学生、教職員が更に交流を深める機会として、国際交流センターが年2回(春と秋)開催しているものです。今回は、留学生・テキサスA&M大学インターンシップ生・外部生の45名を含む学生107名、教職員40名の総勢147名が参加しました。今回の国際交流の集いはテーマを「日本の夏」とし、浴衣に身を包んだ3名の学生司会者、日本語(李佳宸さん)・中国語(伊保風香さん)英語(長尾真志さん)による3ヶ国語で行われました。
開会にあたり、松田副理事長はテキサスA&M大学の学生の本学への来訪に伴い、英語にてご挨拶しました。杏林大学創立50周年記念式典が先日行われた事を始めとして、テキサスA&Mの学生が日本で学ぶにあたり、本学を選択してくれた事へのお礼と東京を満喫し、本学の学生と良いコミュニケーションが取れるようにと述べました。
跡見学長は、まず始めに40年前サンフランシスコにご自身が留学をした経験を述べられ、本学に在学している他国からの学生に対し、本学のモットーでもある「Moving Global」・「Staying Local」目指し、有意義な時間を過ごしてほしいと述べ、また日本人の学生に対しては、留学生と交流をし、様々な経験を積んでほしいと述べました。
続いて留学経験者より、英語学科3年の鈴木友莉さんと中国語学科3年の甲斐里奈さんが留学についての発表を行いました。アメリカに留学していた鈴木さんは英語、中国に留学していた甲斐さんは中国語でのスピーチとなり、甲斐さんのスピーチでは中国語学科の韋佳慧さんが日本語通訳として参加しました。
昨年9月から今年3月までカルフォルニア大学アーバイン校に留学した鈴木さんはアメリカでの交友関係から学んだことを題材として、発表しました。アメリカにおいて、皆がお互いに尊重し、文化、伝統、慣習を共有して理解しようとする姿勢があることに感動し、それまで持っていた固定観念に変化があったことを述べました。最後に机上で英語学習をすることも大切だが、異文化のバックグラウンドを持つ友達を持つことで、多くの経験が得られると語りました。
続いて、昨年3月から今年1月まで交換留学生として北京語言大学に留学した甲斐さんはまず大学の概要を説明し、北京での留学経験について語りました。印象に残っている事例として、大学で開催された文化祭を挙げ、自身が所属していたダンスクラブの舞台での思い出を語り、練習において他国の部員との価値観の違いから衝突もあったが、最終的には固い絆が生まれた事を述べました。最後に1年間の北京留学で成長を実感し、一生の思い出になったと述べました。
スノードン副学長/国際交流センター長による乾杯の発生で歓談に移り、参加者がそれぞれ交流を深めた後、着物専門店まるやま様によるご協力を得て着付け体験、国際交流会による日本の夏祭りについてのプレゼンテーション、盆踊りのパフォーマンス、縁日体験としてわたあめとヨーヨー釣りのコーナーが設けられ、最後に外国語学部長の坂本ロビン先生の挨拶を以て閉会となりました。
今回の国際交流の集いでは、アメリカのテキサスA&M大学の学生の参加もあり、国際色豊かなで賑やかな会となりました。また縁日体験などを通して、日本人の学生と留学生が笑顔で会話する姿も見られ、非常に有意義な会となりました。
2017.7.4 国際交流課