三鷹市「学校保健講演会」　子供の眼の健康を考える講演会を行いました

　9月14日(木)三鷹市第一小学校体育館において、保護者や学校関係者に向けた「学校保健講演会」が実施され、医学部医学科 鈴木由美先生が「子供の眼の健康について」と題した講演を行いました。本講演は、三鷹市教育委員会を通して三鷹市立第一小学校より依頼を受けたものです。
　医学部付属病院アイセンターで小児眼科を担当している鈴木先生は、学童期の眼の健康に関するスペシャリストです。眼の構造と眼の成長に必要なことについて講演するとともに、近年問題視されている子供の眼の近視化についてもお話されました。
　デジタル機器は正しい姿勢で30分おきに20秒遠くを見ること、就寝前1時間は使用を避けることが重要だそうです。また、近視予防には屋外活動（1日2時間）が大切で、国策として積極的に屋外活動を取り入れている国もあるとのこと。参加者の皆さんは熱心に聞き入り、講演会後半では「子供が眼鏡をしたがらない。眼鏡を外すことが多いと視力に影響があるか」、「コンタクトレンズの使用は何歳くらいからがよいか」など、保護者から出された質問に対して鈴木先生が丁寧に回答されていました。
　この講演会を参考に、家庭や学校でのデジタル機器の使用方法やルールが整備され、子供たちの眼の健康の維持に少しでも役に立てれば幸いです。