杏林大学・三鷹市・特定非営利活動法人「Mitakaみんなの防災」　3者による防災協力体制構築に関する協定を締結しました

　9月14日(木)三鷹市役所にて、大規模地震等に対する防災協力体制の構築に関して連携協定を締結するため、杏林大学・三鷹市・特定非営利活動法人「Mitakaみんなの防災」の3者による締結式を実施しました。この協定では、学生や教職員、市民等に対して自助と共助の防災意識の啓発活動を行うほか、防災ネットワークの構築、また、地域の災害リスクの定期的な評価・点検を行うことなどを目的としています。
　近年、自然災害による被害が深刻化していますが、そうした被害を最小限に抑え、1日も早い復旧を可能にするためには、日頃から防災・減災に取り組むことが重要です。式に出席した渡邊卓 学長は、「大学一丸となって三鷹市の皆様とともに防災活動に取り組み、地域全体で支え合えるような体制づくりを目指したい。」と話しました。また、河村孝 三鷹市長は「首都直下型地震が発生した場合、市内のライフラインが正常に機能するまでは相当な時間がかかることが予測される。大学と地域とで協力し合い、日常生活の段階から防災意識の啓発に力を注ぎたい。」と話しました。岡田源治 理事長は「「Mitakaみんなの防災」は、市民の自助・共助の防災力向上を支援するための新たな組織として設立した。いざというときにつながりを作り出せる人材を育成することは重要な課題である。大学生のような若い世代の人たちの力を地域の中でも発揮してもらえたらと思う。」と、3者連携に対して意欲的な姿勢が示されました。
　今後は、組織の垣根を越えた横断的なつながりを軸に、「災害に備えるまちづくり」を目指したより発展的な取り組みを展開していくこととしています。