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公開講演会「今学びたい「気持ちを伝える」コミュニケーション~SNSの上手な使い方~」を行いました

 2月11日(日)羽村市にあるプリモホールゆとろぎにおいて、外国語学部英語学科の八木橋宏勇先生による公開講演会「今学びたい「気持ちを伝える」コミュニケーション~SNSの上手な使い方~」を行いました。連休中の開催ということもあり、会場は多くの参加者でにぎわいました。
 コロナ禍を経て、SNSは若者に限らず幅広い世代に活用されるようになりました。距離、時間などに関係なく気軽に交流できることはSNSの長所の一つですが、同時に、自分の発したメッセージが「どうしてこんな風に受け取られてしまうのだろう?」と驚いた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
 八木橋先生は、この問題について「パラ言語的要素の不足によるもの」と説明されました。私たちが通常行うコミュニケーションは、ことばそのものが担う「言語的なメッセージ」のみならず、「パラ言語的要素」(イントネーションや声の大きさなど)および「非言語的シグナル」(表情や身振りなど)の両輪によって成立しているため、文字情報だけでやり取りするSNSには、感情や態度と言った間接的なメッセージを含ませることが難しいと言います。そのため、SNS上では対面時以上に相手との距離感に気を配るだけでなく、出来るだけ簡潔にして長文を避けることなどがアドバイスされました。
 SNSが「便利で良いツール」になるかどうかは、結局のところ、それを使う私たちがどのようにコミュニケーションをとるかに左右されます。相互の心地よいコミュニケーションのために、「画面上のことば」と「背後に潜む気持ち」のどちらにも気を配り、SNSを快適に楽しく利用できるようになりたいものです。


2024.2.16
地域交流課

講演する八木橋先生

講演する八木橋先生