2026(令和7)年12月6日(土)、7日(日)に八王子学生発表会(主催:大学コンソーシアム八王子)が開催されました。
この企画は、大学コンソーシアム八王子が主催するもので、加盟大学25大学等から学生たちが参加し、様々な学問領域、分野の研究成果や報告を行うものです。
学生たちはテーマ設定、学修・研究を行い、指導教員や授業担当教員の承認を受け、発表を行います。発表の形式は学修・研究成果の発表である「口頭発表」「ポスター」「展示」と、市政・産業への提案となる「提案セッション」に分かれています。
八王子市をはじめ、八王子地域の企業からも共同研究や課題解決の契機として聴講者が訪れる、学生発表の一大イベントです。

本学からは、例年、総合政策学部の半田ゼミナールが参加をしています。
今年度は「八王子野菜の周知活動および子育て負担の軽減」(岡田グループ)、「そなえちゃんセットフェーズフリーな非常食セット」(土屋グループ)の2グループが、それぞれ「口頭発表セッション」、「提案セッション」に臨み、2グループ共に最優秀賞となるW受賞となりました。
(発表の内容は、大学コンソーシアム八王子 学生発表会プログラム 12/7発表「テーマ:食品・農業・交通・福祉・地域」、12/7提案セッション「農・食提案」 から閲覧できます)
ゼミナール生の皆さん、そしてゼミナール担当の半田 英俊教授の受賞コメントを紹介します。
■「八王子野菜の周知活動および子育て負担の軽減」岡田グループ
【岡田】
このテーマを選んだ理由は、以下の2つがあります。
まず、本大会に出場するにあたって八王子市の伝統野菜を調べたところ、八王子野菜と言われている川口エンドウや八王子ショウガ、高倉大根が思った以上に市民に知られていないことに気がついたからとなります。
次に、昨年から取り組んできた子育て世帯の負担軽減を行うためにはどうしたら良いのかという課題について、八王子市で実践できないかと考えたからとなります。八王子市に関わるこの2つの問題を同時に解決できると感じたため、このテーマを設定しました。
【合川】
八王子野菜の魅力や八王子の地域課題について知ることができました。また、延長保育に関して去年の知見を活かすことができて、大変良い経験になりました。
【鈴木】
延長保育の時間帯に活動を行ったことで、保護者の方から具体的な感謝の声をいただけた点が印象に残りました。更に紙芝居を行ったことで、地域野菜の認知度を広げる機会にもなりうると感じました。
【曽根原】
今回、コンソーシアム八王子のプレゼン大会に参加し、最優秀賞という評価をいただくことができました。企画を進める中で、保育園とのやり取りや調整が難しい場面もありましたが、納得のいくまで向き合うことで提案の方向性をより確かなものにすることが出来ました。何より、保育園の方々をはじめ、周りの皆様のご協力があったからこそ実現させることができた企画だと感じております。今回の経験を大切にしながら、今後も精進していきたいです。
【田口】
去年の延長保育の経験を活かしつつ、八王子野菜の認知度を上げるという難しい組み合わせをテーマに活動してきましたが、その活動が評価されてとても嬉しく思います。とても良い経験ができました。
■「そなえちゃんセットフェーズフリーな非常食セット」土屋グループ
【土屋】
なぜ、このテーマを選んだかというと、昨年からのゼミ活動で、日本の社会問題を調査し、文系の大学生ならではの改善策を探っていく上で、非常食の備蓄率の低さや、ローリングストックが普及していない現状を知り、その深刻さを実感したからとなります。
この2年間、非常食の備蓄率をどうしたら改善できるのかという課題に向き合い続けた成果が評価され、努力が実ったことが嬉しかったです。
【小林】
この研究を通して、日常と防災をつなげる重要性を、より強く感じました。
【曽山】
八王子市役所防災課への訪問やアンケート調査を通して、地域に根ざした防災や非常食の在り方を考える貴重な経験となりました。
今回の受賞を励みに、今後も地域の視点を大切にしながら、防災をより身近なものとして捉え、学びや提案を積み重ねていきたいと思います。
【土井】
今回のプレゼンを通じて、フェーズフリーの考え方を取り入れた非常食セットの提案が最優秀賞に選ばれたことを、大変、嬉しく感じました。市民の声を反映しながら改良を重ねた経験を通じて、自身の提案が社会に役立つ可能性を実感できたことは大きな学びとなりました。
【松下】
コンソーシアム八王子で最優秀賞を受賞でき、とても嬉しく思っています。今回の取り組みを通して、非常食やフェーズフリーへの理解が深まっただけでなく、調査の進め方やプレゼン構成、チームで意見をまとめる難しさと達成感を実感しました。メンバーと協力しながら試行錯誤を重ね、最後までやり切れたことが今回の結果につながったと感じています。この経験を今後の学びや活動にも活かしていきたいです。


【半田 英俊教授】
半田ゼミでは、いずれ来る社会人生活に向けて、大勢の人の前で「伝える力」を養うことに努めています。私たちは当たり前の様に日本語を喋っていますが、難しい話(大学の研究成果など)について、大勢の人前で喋ろうとすると、緊張したり、早口になったりします。よって、伝えるべきことを、十分に伝えることができなかったということがあります。
彼らは、私の厳しい指導にも応えて、市役所や保育園の方々と、粘り強い交渉を行いながら、自分たちの企画を伝えて、実行に移せたと考えます。そして、発表当日も、審査員の方々を前に、「伝える力」を発揮できた成果だと考えております。
末筆となりますが、彼らが成果を出せた要因は他にもあり、八王子市役所や八王子市民、杏林大学の地域交流課の方々の助けがあったからとなります。この場を借りて御礼申し上げる次第でございます。


(地域交流課)
2026年1月8日