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令和6年度卒業式を挙行-1,353名が社会に巣立つ

 令和6年度の卒業式が3月16日、三鷹キャンパスの松田進勇記念アリーナで挙行されました。午前に医学部と保健学部、大学院医学研究科、保健学研究科、午後に総合政策学部と外国語学部、大学院国際協力研究科と、それぞれ分かれて実施され、多くの保護者が参列しました。また、式の様子はインターネットを通じてライブ配信されました。

 卒業生は、医学部130名、保健学部651名、総合政策学部235名、外国語学部265名、大学院修了生72名(医学研究科18名、保健学研究科45名、国際協力研究科9名)となりました。式ではまず卒業生代表に学位記が手渡され、学業などで優秀な成績を修めた卒業生に学園長・学長賞が贈られました。

 式辞に立った渡邊卓学長は、杏林の故事に触れた上で、「これからは社会人として、細やかな気配りを持って仕事に取組み、時代の動きにしなやかに対応し、新たな挑戦を続け、逞しく生き抜いて行ってほしい」とエールを送りました。
 松田剛明理事長は午前の部で、自身の留学体験談を交えながら「予期せぬこと、期待を裏切られること、孤独になることは必ず起こるでしょう。その時にあきらめず、ピンチをチャンスに変えていくことが大切。熱意を持って行動すれば、必ず助けてくれる人がいる。また、研鑽を積んで一人でも多く患者を救ってほしい」と語り、また午後の部では「米国では卒業をcommencement(新たな始まり)と表現する。卒業はゴールではなく出発点。自分の夢や目標をあきらめずに達成してほしい。また困っている人に手を差し伸べる優しさと思いやりを持ち、多くの人から必要とされる存在になってほしい」と祝辞を送りました。

松田剛明理事長
渡邊卓学長

 在学生の送辞に続いて、卒業生代表が個々の自由な思いを語るスピーチを行いました。午前の部では医学部の高畑大樹さんが、帰省中に被災した能登半島地震での経験を語り、「限られた資源の中で必死に活動する医療従事者の姿に感銘を受け、患者さん一人ひとりに寄り添い希望を与えられる医師への志がより明確になった」また、「家族のような絆で結ばれた部活動の仲間からは、挑戦し続けることの大切さを教えてもらった」「杏林で困難に立ち向かう力を育んだ。今後も新たな挑戦を恐れず、前を向いて精一杯努力を続ける」と込み上げる思いを抑えながら決意を表しました。
 午後の部では総合政策学部の荒木大樹さんがCBL(現地に出向いて地域課題の解決策を探るプログラム)や、各地の特産品を紹介し販売するクラフトマーケットの運営に携わった経験を振り返り、「挑戦したい思いがあるなら迷わず飛び込むこと」「望んでいた未来が手に入らなかったとしても、その時に自分が置かれた環境でできることを模索し挑戦し続けること」が大切だと述べ、「平坦な道のりではなかったが、仲間や先生、家族のおかげでここまで歩んでこられた」と感謝の気持ちを伝えました。

 卒業式の最後には杏林大学吹奏楽団による演奏が行われ、オリジナル曲のアプリコットマーチを披露し式典に華を添えました。式のあとは、各学部・学科に分かれて一人一人に学位記が渡されました。
 あいにくの天候の中での卒業式となりましたが、晴れやかな笑顔で家族や仲間と喜びを分かち合い、新たな一歩を踏み出しました。

卒業生代表医学部 高畑大樹さん
卒業生代表総合政策学部 荒木大樹さん
医学部学位記授与
保健学部診療放射線技術学科 学位記授与
保健学部理学療法学科 学位記授与
保健学部健康福祉学科 学位記授与
総合政策学部 学位記授与
外国語学部 学位記授与

2025年3月18日