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精神神経科 渡邊教授が第43回日本社会精神医学会主催、大学院生 多田照生さんが最優秀若手奨励賞受賞

 第43回日本社会精神医学会が2025年3月13日(木)、14日(金)に浜松町コンベンションホールで開催されました。本学医学部 精神神経科学教室の渡邊衡一郎教授が大会長を務め、「多様化する社会の今、我々に何ができるか」をテーマに掲げ、社会の変化と精神医療の関わりについて多角的に議論が展開されました。学会は過去最多となる約510名が参加し、大盛況のうちに幕を閉じました。
 
 また、本学大学院の医学研究科生である多田照生さんが、一般演題で最優秀若手奨励賞を受賞しました。発表テーマは「うつ病患者におけるセルフヘルプ心理療法の系統的レビュー」です。本研究では、うつ病患者を対象としたセルフヘルプ心理療法に関する無作為化比較試験991報を系統的に収集・評価しました。認知行動療法、力動的精神療法、運動療法、瞑想の要素を取り入れたセルフヘルプ心理療法は、対照群と比較して抑うつ症状を有意に改善させたという試験結果を報告しました。この成果は、今後のセルフヘルププログラムの開発や臨床応用に向けた貴重な知見となることが期待されます。

左:医学研究科多田さん、右:渡邊教授

2025年3月22日