杏林大学ボッチャ部は、4月5日、6日に東京体育館で行われた「BOCCIA JAPAN CUP 2025 supported by かんぽ生命」に出場し、ベスト8を獲得しました。
一般社団法人日本ボッチャ協会が開催する本大会は、ボッチャを障がい者のみならず誰でも参加できるインクルーシブスポーツとして普及や競技力の向上を目指すことなどを目的としています。また、今年度初めて海外強豪チームを招聘し、日本を含む各国のパラリンピック代表チームと一般のチームが対戦できる唯一の大会でもあります。
本大会への出場枠の1つは、昨年11月に開催された東日本大学選手権で優勝した杏林大学に与えられました。また、本大会は杏林大学ボッチャ部も運営のサポートを行いました。大会の模様をボッチャ部部長の金井さんからご紹介します。
ボッチャ部 部長/
保健学部リハビリテーション学科理学療法学専攻3年 金井元輝さん
今大会には、部員の4年生の大泉泰生さん、3年生の木脇琴音さん、髙橋英介さん、そして私の4名が出場しました。グループリーグ初戦は協賛枠の「かんぽ生命 萌えるお兄さん」でした。ボッチャ部は、第1エンドで1失点するも、第2エンドで4得点と4-1で勝利しました。みんなでBoccia in 群馬の王者「あざみ櫻華会」チームとの第2戦では、第1エンドで2失点して折り返し、逆転を目指すも1-2で敗北を喫しました。 グループリーグ最終戦は日刊スポーツシニア大会の王者「カチューシャ」でした。この時点でグループリーグの4チーム全てが1勝1敗で並び、どのチームが決勝トーナメントに進出するかわからない展開でしたが、4-2で杏林ボッチャ部が勝利し決勝トーナメント進出が決定しました。
決勝トーナメント1回戦「スィープSD」との対戦では、第1エンドは1得点して折り返し、第2エンドでは1失点し1-1でファイナルショットでの勝負にもつれ込みました。相手が後攻を選び先にボールを投げましたが、正面には付かずに相手の投げやすい配置になってしまい、メンバー含め顧問の一場先生も敗戦が頭をよぎりましたが、ここで奇跡が起き、相手の投球したボールは正面をはずれ、幸運にも勝利することができました。
準決勝はパリパラリンピック金メダリストのワラウット・セーンアンパ選手、ボズナン世界大会金メダリストのファクブーム・リンチュム選手、代表コーチの3名からなるタイ代表チームと対戦しました。試合は第1エンドから苦しい展開で3失点して折り返し、第2エンドでは手も足も出ずに6失点し0-9で敗戦し、ベスト8という結果になりました。今大会の優勝の栄冠はタイ代表チームに輝きました。
ボランティア活動から選手での活動まで、幅広く活躍する杏林大学ボッチャ部の挑戦は、これからも続きます。
2025年4月17日