日本消化器内視鏡学会の役員を勤める消化器・一般外科学教室の阿部展次教授が2027年10月に開催される第114回日本消化器内視鏡学会総会(於第35回日本消化器関連週間@神戸)の会長に選出されました。日本消化器内視鏡学会は会員数35,000名を越える世界最大の内視鏡学会です。会員の多くが消化器内科医で構成される学会で外科医が総会会長を担当するのは大変珍しく、杏林大学および教室としても名誉ある機会となります。杏林大学で本学会総会会長を拝命したのは消化器内科学教室の高橋信一教授(2012年)以来2人目となります。
阿部教授は「身に余る大変光栄な機会をいただき、恐れおののきながら今から身が引き締まる思いでおります。近年では外科医の“内視鏡離れ”が顕著になってまいりましたが、手術だけでなく、内視鏡診断・治療をもできる医師が“良き消化器医”と言えるのではないか、という個人的信念のもと、外科医でありながらも内視鏡を握り続けその成果を発信してきたことが評価されたようにも思え、大変嬉しく思っています。2万人を優に超すであろう参加者が楽しめる、また内科・外科の垣根を越えるような学術集会にしたいと考えています。“内視鏡医学における眞・善・美の探求”という総会スローガンを掲げ、教室員一丸となってしっかり準備していきたい」と語りました。
消化器・一般外科学教室 大木亜津子
2025年5月12日